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  • 発売日:20241219
  • 出版社:メディカルパブリッシャー
  • ISBN/JAN:9784944109111

発達障害読み物

イラスト増補改訂版 発達障害の子どもがぐんぐん伸びるアイデアノート

イラスト増補改訂版 発達障害の子どもがぐんぐん伸びるアイデアノート

吉濱ツトム(著)

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商品説明
「授業中、席におとなしく座っていられず、教室内をウロウロ歩き回ってしまう」
「友だちと言い合いになった時、自分の考えを上手く説明できず、つい手を出してしまう」
「ちょっとからかわれただけで大声を上げて泣きじゃくり、パニックを起こしてしまう」
「学校の勉強についていけないわけではないけれど、周囲の子が当たり前にやっていることが全くできない」

「うちの子、ちょっと変かも」
そう悩んでいるお母さん、もしかしたらお子さんは発達障害かもしれません。

発達障害というのは、先天的な脳の器質異常によって起こるもので、共感性に乏しいとか、落ち着きがないといった症状が現れますが、知能や身体的な発育には問題がないことが多く、症状が軽度の場合、そのほとんどが見逃されてしまいがちです。

近年、大人の発達障害が注目されていますが、成人している発達障害者の多くは、子どもの頃に療育などの適切なケアを受けることなく大人になったのです。
彼らは、ずっと「どうして私は当たり前のことが当たり前にできないのだろう」という劣等感を抱え、社会に馴染めない自分を責め、悩んできたのです。

本書の著者も、その中のひとりで、コミュニケーション不全、強い不安と恐怖、激しい劣等感、虚弱体質などの諸症状に苦しみました。
そこで著者は発達障害の知識の習得に取り組み、発達障害本の改善法を研究。そして、その改善法を自分自身で試したところ「典型的な症状」が半減、26歳で社会復帰します。
その噂を聞きつけた同じ障害で悩む人たちが口コミで相談に訪れるようになり、著者の改善プログラムは、発達障害に悩む多くの人の間で評判となりました。

発達障害の改善は、大人になってからでも可能ですが、子どもの頃から適切な対策を行ったほうが、はるかに有効です。
療育の開始は早ければ早いほど効果があります。

著者の発達障害の改善プログラムは、何か特別なことを行うのではなく、普段の生活習慣を一つひとつ修正していくことに主眼が置かれています。
しかし、何らかの都合で著者のセッションを受けられない人もいます。このような人々のために本書があります。

本書では発達障害を持つ子どもに起こりがちなトラブルや親御さんの気持ちの持ち方について、実際のセッションでの事例を交えつつ、できるだけ具体的に解説してあります。

本書で紹介している改善法は、今日からできることばかりです。
子どものときに発達障害の対策をしておくことで、その子の長い人生がずっと楽に生きられるようになります。
目次
第1章 発達障害の才能を開花させる
 僕の仕事は発達障害の人の才能を開くこと
 僕の生い立ち
 アスペルガーを克服
 発達障害について
 アスペルガー症候群(受け身型アスペルガー / 孤立型アスペルガー / 積極奇異型アスペルガー)
 ADHD(注意欠陥・多動性障害)(多動衝動性優位型ADHD / 不注意優勢型ADHD / 混合型ADHD)

第2章 悩み多き子育て
 迷い、悩み、孤独なお母さんたち
 誰もが「母性あふれるよき母」になれるわけではない
 愛情は万能ではない
 親子だから自然に分かり合えるとは限らない
 気質的に子育てが苦手なお母さん
 気質的にネグレクトのお母さん
 親は子どもに激しく嫉妬している
 子どもを自分のコントロール下に置きたい親
 子育てを自分の存在証明とする親
 発達障害の子どもを育てるにはプラスアルファが必要

第3章 親の心得
 発達障害は苦難も多いが、希望も大きい
 人生総合改善法
 発達障害者は、社会にとって大きな人財である
 発達障害をブランド化してはいけない
 必要なのは愛情よりも知識
 問題行動を脳機能の面から考える
 正しい知識を身につける
 改善マニュアルは豊富に揃っている
 発達障害は凸凹症候群である
 IQが高くても学習障害は出る
 凸凹の活かし方
 意識より行動が結果を生む
 環境が変われば行動も変わる
 服装が変われば行動が変わる
 原因と結果の順番を入れ替えてみる
 教育とは矯正であり強制である
 詰め込み教育は必要不可欠
 学ぶは真似ぶ
 勉強ができるに越したことはない
 劣等感は勉強や外見の向上によって克服できる
 よい習慣を身につけるコツ
 発達障害の感覚過敏に配慮する
 コミュニケーションのコツ(絵や写真を使って説明する / 指示は具体的に出す/アイメッセージで伝える / 真似上手は創作上手)
 日常生活で取り入れたい細かな習慣(手順はシンプルに / 夜の照明は控えめに / 部屋を機能別に分ける/姿勢サポートの椅子を使う / 挨拶は元気よく)
 発達障害を言い訳にさせない
 長期戦を覚悟する
 接し方を考える
 平等より公平を心がける
 男女には違いがある
 才能は灯台下暗し
 話し合いでは解決しない
 やりたいことは努力しなければ見つからない
 近道は存在しない
 スピリチュアルに走らない

第4章 発達障害の改善方法
 哲学と人生論は現実において役に立たない
 選択肢をたくさん持つ
 発達障害は肉体的な問題
 脳を鍛えるには運動が一番
 体の癖を知り、整える
 体幹を整える
 1日10分の有酸素運動で脳が活性化
 体内時計をリセットする
 分子整合栄養医学に基づいた栄養を摂取する
 発達障害を改善させる食事法
 偏った認知に幅を持たせる
 トークンエコノミー
 ブロークンレコードテクニック
 長所を褒めて伸ばす
 褒めるタイミングを間違ってはいけない
 親自身の感情コントロールが鍵
 トークンエコノミー
 タイムアウト
 ロールプレイ
 空間と儀式の確立
 スモールステップで変えていく(靴の整頓 / おもちゃの片付け / 机と引きだしの整理 / 自分の部屋の片付け / 脱いだ服を散らかさない / 食器洗いと片付け / お風呂の掃除)

第5章 子育て具体例
 不登校
 不登校の原因(1.苦痛からの逃避 / 2.快楽的な活動や物の獲得 / 3.注目の獲得)
 不登校の対策(登校表を作る / ご褒美制にする / まずは保健室登校でいい / 5分だけ教室にいる、教室でひとつだけ用事を済ませる)
 モデル 受け身型+わずかに積極奇異型アスペルガー 小6 男子

 おねしょ
 ペナルティを与えない
 愛情不足とは関係ない
 怒らない
 年齢を引き合いに出さない
 事務的に対応する
 「おねしょをしても大丈夫」ということを伝える
 布団に入った直後にトイレへいく
 達成するたびに、褒美を与える
 夜中に一緒に起きるのもいい
 モデル 受け身型アスペルガー 小4 女子
 
学校への忘れ物が多い
 全部できなくてもいい
 やる気の問題ではなく、工夫の問題
 まずは身の回りの整理から
 チェックリストを玄関に貼る
 トークンエコノミーを使う
 モデル 不注意優勢型ADHD 小4 女子

いきなり走り出す
 モデル 多動衝動性優位型ADHD 小1 男子

歯磨きを嫌がる
 モデル 不注意優勢型ADHD 小3 女子

人前で鼻をほじる
 モデル 不注意優勢型ADHDが入った受け身型のアスペルガー 小3 男子

人前で性器いじりをする
 モデル 受け身型アスペルガー 小2 男子

気に入らないことがあると、友達を叩いてしまう
 モデル 多動衝動性優位型ADHD 小3 男子

すぐに拗ねる
 モデル 受け身型アスペルガー 小5 女子

なかなか食事を始めない
 モデル 軽度の多動衝動性優位型ADHD 小2 女子

朝の着替えが遅い
 モデル 不注意優勢型ADHD 小4 男子

要求が通らないといつまでも泣き続ける
 モデル 受け身型アスペルガー 小5 女子

ゲーム時間を前借りしたがる
 モデル 軽度の多動衝動性優位型ADHD 小4 男子

叱ると平気で嘘をつく
 モデル 多動優位の混合型ADHD 小1 女子

第6章 アスペルガーとADHDの仕事適性
 子どもが10代の頃から職業について考える
 アスペルガーの人に向いている職業
 視覚型
 視覚型の人に向いている職業
 音楽・数学型
 音楽・数学型の人に向いている職業
 言語型
 言語型の人に向いている職業
 
 ADHDの人に向いている職業
 不注意優勢型ADHDは専門的、マニアックな知識やひらめきが活かされる職業に
 多動衝動性優位型ADHDは強い刺激と変化に満ちた職業に
 視覚的な才能を活かす職業
 人間ではなく機械や物を対象とした職業

 
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