その場その場に合った「生のロシア語」
ロシア語での自己紹介や挨拶はそう難しいことではありません。難しいのは,相手の問いや呼びかけに応え,アクティブに対応していくことです。もっと踏み込んで尋ねたい時,言いづらいことを切り出したいとき,同意できないとき,言葉を濁したいとき,感情を吐露したいとき−「その一言が言いたかった」と考える決めの「一言」を,本書には多数掲載しました。ロシア語では,相手によって呼びかけを変えます(家族や友人などの親しい間柄,子供に対してはTы,それ以外ではBы)。本書に掲載した各表現の3 番目のパターンには主にTы で呼びかけ合う間柄での表現を取り入れました。往々にして学習者にとってのつまずきの石となる数詞を伴う表現は,別個に一章をもうけています。付属CDの音声は無料ダウンロードとスマホで便利な「すぐ聴く音声」にも対応。