目次
はじめに
凡例
1 美術館という場から考える
芸術と出会う場所/「お静かに」の要請/沈黙と語らいの愉しみ/公共空間としてのミュージアム/消費空間としてのミュージアム
2 雑音と権力
声と音/音読と黙読/図書館と黙読/マナーではなくルールとして/私語の問題/コンサートホールと劇場/「観客」としてのアイデンティティ/雑音と権力/広場と街路
3 会話と雑談
会話の許容度/雑談とは何か/ミュージアムでの正談と雑談/場違いな会話/書きことばの権威/価値の判定者
4 「公共性」を考える
「公共性」の3つの意味/公共性のはざまで/ハーバーマスの公共性/テンプルとフォーラム/賑やかな図書館のイメージ
5 鑑賞と美術
沈黙・静粛の側から/沈黙の求め/館種と声/「美術館」と「博物館」/鑑賞の孤独/「一緒に訪れ、独りで観る」/美術作品という問い/感覚のノズルの細くする/まなざしをデザインする/美を求める心
6 沈黙と静粛に関するケーススタディ
「静坐潜心シテ之ヲ熟視セバ」/「その一言一句も聞き漏らすまいと、息を殺して待っていなければならない」/「甚だしく淋しくなければならぬもの」/「心の奥でしめやかに静かにとめどもなく涙が流れる」/「我々は沈黙する以外にないのだ」
7 声と語らいの価値
誰かのとなりで/『対話型鑑賞のこれまでとこれから』/視覚に障害がある人とない人の対話/対話の力/二重のよろこび 一七世紀フランスの事例から/他者との共感/社会的接着剤としての美的経験/美的共同体を推進する/人びとをへだてている障壁を突き破る
おわりに
凡例
1 美術館という場から考える
芸術と出会う場所/「お静かに」の要請/沈黙と語らいの愉しみ/公共空間としてのミュージアム/消費空間としてのミュージアム
2 雑音と権力
声と音/音読と黙読/図書館と黙読/マナーではなくルールとして/私語の問題/コンサートホールと劇場/「観客」としてのアイデンティティ/雑音と権力/広場と街路
3 会話と雑談
会話の許容度/雑談とは何か/ミュージアムでの正談と雑談/場違いな会話/書きことばの権威/価値の判定者
4 「公共性」を考える
「公共性」の3つの意味/公共性のはざまで/ハーバーマスの公共性/テンプルとフォーラム/賑やかな図書館のイメージ
5 鑑賞と美術
沈黙・静粛の側から/沈黙の求め/館種と声/「美術館」と「博物館」/鑑賞の孤独/「一緒に訪れ、独りで観る」/美術作品という問い/感覚のノズルの細くする/まなざしをデザインする/美を求める心
6 沈黙と静粛に関するケーススタディ
「静坐潜心シテ之ヲ熟視セバ」/「その一言一句も聞き漏らすまいと、息を殺して待っていなければならない」/「甚だしく淋しくなければならぬもの」/「心の奥でしめやかに静かにとめどもなく涙が流れる」/「我々は沈黙する以外にないのだ」
7 声と語らいの価値
誰かのとなりで/『対話型鑑賞のこれまでとこれから』/視覚に障害がある人とない人の対話/対話の力/二重のよろこび 一七世紀フランスの事例から/他者との共感/社会的接着剤としての美的経験/美的共同体を推進する/人びとをへだてている障壁を突き破る
おわりに
