「1手ずつ解説する○○○」シリーズは、1ページに進む手数を4手以内にして、その分、丁寧に解説してあるのが特徴です。これまで多くの戦型を取り上げてきましたが、今回取り上げたのは、第1弾と同じ四間飛車。ただし、「四間飛車破り」がテーマで、石田直裕六段が、居飛車目線で四間飛車の攻略法を解説してくれました。
紹介するのは「エルモ急戦」「居飛車穴熊」「トーチカ囲い」の3つで、急戦と持久戦での攻略法をそれぞれ紹介しています。いずれも現代調の優秀な指し方を紹介しており、どれか1つでもマスターできれば十分に四間飛車と戦えます。もちろん、いろいろな戦い方を覚えることは棋力アップにつながりますので、気に入った順にマスターしていただければ思います。
現在は居飛車党の石田六段は、奨励会三段まで四間飛車党だったそうで、四間飛車の急所を知り尽しているようです。ぜひ本書を読んで、手ごわい四間飛車をやっつけてください。