◆「おれだって平穏無事がいい。しかし、避けられない運命ならば決して逃げ出さない」
「コンピューター付きブルドーザー」と称された希代の政治家、田中角栄。
彼が総理大臣を務めていた時代から、すでに40年余りが過ぎた。
だが、ここにきて“角栄待望論”が日本列島を席巻している。
それは、「日中国交正常化交渉」にみる「実行力」や、
敵対勢力の人間まで虜にしてしまう圧倒的な「人間力」を、
時代が再び求めているからに他ならない。
角栄が残した言葉にはどんな時代にあっても変わらぬ「人間の真実」と「珠玉の知恵」がある。
本書では、角栄の人となりに迫る“魂の言葉”とも言うべき名言をセレクトして、解説を加えた。
〈人を動かす〉〈運を呼び込む〉〈決断と実行〉〈「情」と「理」を知る〉〈清濁あわせのむ〉…など、
計7つのテーマで全88語録を収録。当時を知る貴重な写真も多数掲載!