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  • 発売日:20241005
  • 出版社:学芸出版社
  • ISBN/JAN:9784761529055

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まちのえき 歩いて行ける拠点づくり

まちのえき 歩いて行ける拠点づくり

小紫 雅史(著)

通常価格 2,420 円(税込)
通常価格 セール価格 2,200 円
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商品説明
公共交通支援でも
ライドシェアでもない!
車なしでも暮らせるまちづくりの
答えがここにある

歩いて行ける自治会館や公園をまちの拠点にしよう!高齢化と免許返納の増加でバスなど「移動手段」への要望が高まるなか、発想を逆転させ、「移動の目的」を身近で果たせるようにした生駒市の実践。行政が応援し住民が育て、コロナ禍中でも着実に取組が広がった。厚労省は地域共生社会実現の鍵として全国に紹介している。
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目次
はじめに--歩いて行ける自治会館や公園をまちの拠点にしよう!

序章 これが生駒市版「まちのえき」だ!
エピソード1 平日編
エピソード2 休日編

第1章 なぜ「まちのえき」が必要なのか
1-1 人生百年時代を喜べない一人暮らし世帯の急増
平均寿命の延伸とそれに伴う課題
高齢者世帯の増加と自動車の運転に対する不安の増大
市営バスを走らせても、ライドシェアを解禁しても抜本的な解決にならない理由
高齢化、移動支援の切り札としての「まちのえき」
1-2 出生数半減の衝撃、核家族化で孤立する子育て
激減する出生数
理想の子どもの数と現実との差はどこから来るのか
地域で子育てできる仕組みとしての「まちのえき」
1-3 学びと活躍の場として存在感を増す地域・コミュニティ
まちづくりの担い手は増えている
コロナ禍によって現役世代の目が地域に向き始めた
市民の学び、助け合い、活躍の場としての「まちのえき」
1-4 働き方改革とアフターコロナのビジネスモデルを模索する事業者たち
コロナ禍のピンチをチャンスに変える事業者
働き方改革は残業を減らすだけではない
多様な働き方の受け皿としての「まちのえき」
1-5 活用されていないまちの宝物、自治会館と公園
自治会の現状
高齢者が利用する自治会館、誰もいない公園
自治会館はまちに百か所、歩いて10分圏に90%の住民

第2章 「まちのえき」でのさまざまな活動
2-1 まちのスポーツジム(運動する)
百歳体操は自治会活動のプラットホーム
モルック、ボッチャ、脳トレ:軽スポーツの可能性
トレーニングで元気になった方がボランティアになる好循環
2-2 まちのショッピングセンター(買う)
移動支援、買い物支援を求める声
移動スーパーの活躍
地元農家による野菜販売
その他の移動販売 まちのデパート、まちの商店街
2-3 まちの食堂・喫茶店(食べる・飲む)
栄養の足りない高齢者
育児休暇を取ってわかった1日3食の大変さ
「まちのえき」で飲食を提供したい人が増えている
「まちの食堂」の三つの効用
2-4 まちの図書館(読む)
自然と人が集まる図書館
公共図書館の課題
まちの図書館をみんなで創ろう!
2-5 まちの学校(学ぶ・教える)
協働的な学びの重要性
「まちの学校」とは
「まちの学校」は協働的な学びの理想形
2-6 まちのアトリエ・スタジオ(奏でる・創る・観る)
自治会の文化祭が復活している理由
コロナ禍で再認識された文化・芸術の大切さ
「まちのアトリエ」は大人気
音楽のできる方を見つけて、「まちのスタジオ・ライブハウス」に
2-7 まちの遊び場(遊ぶ)
ネット利用時間の増加と外遊び時間の減少
スマホよりも楽しい時間をつくろう
活用されなくなった公園を「まちの遊び場」に再生しよう
公園活用の障害を取り除こう
まちのプレイルーム
2-8 まちの農場(栽培する)
増え続ける耕作放棄地と担い手の多様化
耕作放棄地をみんなで活用しよう!「まちの農場」の始まり
「まちの農園」の意義
2-9 まちのリサイクルステーション(循環する)
分別しきれない資源が捨てられている
3Rの取り組みを加速する「まちのリサイクルステーション」
2-10 まちの保健室・病院(診る、癒やす)
高齢者の外出目的として増え続ける「通院」
「まちの保健室」を創る
「まちの診療所」の実現に向けて
2-11 まちの保育園(育てる)
子育てしやすい環境づくりのためには、地域での子育てが必要
「まちの保育園」とは
2-12 まちのオフィス(働く)
市民権を得つつあるテレワーク
自宅以外でのテレワークにもニーズがある
「まちのオフィス」のメリット
「まちのオフィス」利用者は、コミュニティの担い手になる!
2-13 まちの避難所・交番(守る)
指定避難所まで行けない住民の増加
まちの避難所
増加に転じた刑法犯認知件数と詐欺被害の急増
まちの交番
2-14 まちのマーケット・マルシェ(楽しむ)
暮らしたい地域は自分で創ろう!
「まちのマーケット」の意義

第3章 「まちのえき」の現状
3-1 「まちのえき」の現状と福祉的効果
生駒市版「まちのえき」のか所数
開催頻度、参加者数など
「まちのえき」の健康増進効果
居場所づくりとまちの活性化
子育て・教育の支援
その他の効果(防災・防犯、デジタル化)
3-2 高齢者の移動支援は「まちのえき」によって改善されたのか?
「まちのえき」で買い物する人が増えた!
「まちのえき」に来れば通院する人を減らせる!
趣味・社会活動の場としての「まちのえき」
3-3 地域経済の活性化と多様な働き方の促進
生駒市の地域経済の現状と課題
コロナ禍の影響や高齢化を地元消費につなげる
創業の場・機会を増やす
既存事業者の新規事業の場
大企業の販売戦略の試行の場
3-4 脱炭素や循環型社会形成
日常化する異常気象
それでも低い環境への意識、足りない行動
環境を目的にしてもうまくいかない
「まちのえき」に取り組めば、環境は良くなる!
3-5 ワーク・ライフ・コミュニティの融合による「自治体3《・》0」のまちづくり
生駒市のまちづくりの基本方針「自治体3《・》0」とは
ワーク・ライフ・コミュニティをブレンドする
「地域共生社会」や自治体3・0の思想は「まちのえき」の運営にも活かされている
3-6 「まちのえき」で見つけた素敵なエピソード
「まちのえき」に来ると若返る?
子ども企画が目白押し
スーパーより遠いのに野菜を買いに来られる奥様
「まちのえき」の力になりたいと答えた人の割合

第4章 「まちのえき」の立ち上げ方
4-1 「まちのえき」実施への賛同・協力を集めよう!
「言い出しっぺ」になる人を見つける・支える
コアメンバーを3人固めよう
役員の賛同を得る
地域アンケートは宝の山
4-2 「まちのえき」ワークショップの進め方
ワークショップの目的とは?
「まちのえき」を立ち上げるためにはどんなワークショップが必要なのか
地域のことを真面目に楽しく語れる場の大切さ
4-3 「まちのえき」の事業計画を創ろう
「まちのえき」事業計画でまとめておくべきこと
事業計画を自治会総会で決定する
4-4 「まちのえき」事業、実施当日の流れ
リスク管理
簡単で面白いことから始める
相乗効果が生まれる事業を組み合わせる
継続に向けての振り返りの場
さらなる発展に向けた検討
4-5 行政の支援
事業計画の策定に向けた伴走支援
事業計画の実施に当たっての財政的支援
事業計画の実施に当たっての人的な支援

第5章 成功のポイント
5-1 地域人材を発掘して、自治会長の負担を軽減しよう
自治会長を支える持続可能な体制づくり
自治会長の負担を減らす工夫
5-2 地域に隠れている人材を発掘しよう
こんな地域人材を見つけてこよう
子どもの宿題、まちのセミナーで人材発掘
5-3 発信が一番のカギ
発信の担当者を必ず置く
自治会員をSNSでつなぐ
掲示板や回覧板などのアナログな発信も活躍する
学校が持つメディアは最高の発信ツール
自治体の広報紙や新聞・テレビを活用する
最後は口コミ、誘い合い
5-4 収益の確保、持続可能な運営
寄付を積極的に活用する
コーヒーを無料で出さない

おわりに--「まちのえき」のこれから
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