自分には関係ない・・・と思っていませんか?
◯故意の侵害じゃなければ責任はないんでしょ?(→× Q11へ)
◯小さな設計事務所には無縁の話でしょ?(→× Chapter 2へ)
◯施工会社には関係ないんでしょ?(→× Q20へ)
◯経営者がわかっておけばいい話でしょ?(→× Q25へ)
意匠法の改正により、建築のデザインが「意匠権」で新たに保護されるようになりました。
「意匠登録」ってなんとなく聞いたことはあるけれど、“自分には関係ない”と思っていませんか?
実はこの「意匠権」、知らないと建物の設計や施工をめぐる思わぬトラブルに見舞われるリスクがある、とても重要な権利です。
逆に、自分の創作物を他者の盗用から守ったり、財産としての価値を高めたり、対外的にPRしたりする上でも強力に役立ちます。大きな企業で働く人だけでなく、個人の設計事務所や中小規模の工務店も例外ではありません。
この本では、そもそも意匠権とは何なのか、という初歩的な知識から、実務上のトラブルにつながるリスクや、知っておきたい手続きなど、建築・不動産にかかわる人の気になる疑問を40の問いに整理。
基本知識をまとめる基礎編と、実務上のノウハウを解説する実務編に分けて、専門家である弁理士が、対話形式で徹底的に解説します。