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  • 発売日:2024/06/06
  • 出版社:明石書店
  • ISBN/JAN:9784750357751

ラテンアメリカ文学

ラテンアメリカ文学を旅する58章

ラテンアメリカ文学を旅する58章

久野 量一
松本 健二
通常価格 2,200 円(税込)
通常価格 セール価格 2,000 円
セール 売り切れ
  • 発売日:2024/06/06
  • 出版社:明石書店
  • ISBN/JAN:9784750357751
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商品説明
日本からは地理的にも程遠い地域であるラテンアメリカだが、マリオ・バルガス・リョサやガルシア・マルケス等、ラテンアメリカを代表する作家の文学作品は日々刊行されている。しかし、その文学を読むだけでは各作家の相互関係やその作家が表象している地域性は見えづらい。15世紀にコロンブスがアメリカ大陸を発見してから、現代までを文学の視点から概観し、ラテンアメリカ文学の多様性を描き出す珠玉の入門書。
目次
 はじめに

 中央アメリカ周辺地図
 カリブ海周辺地図
 南アメリカ周辺地図

Ⅰ 征服・植民地時代

第1章 ラテンアメリカ文学の「出発点」――『コロンブス航海誌』
第2章 クロニカ――ラテンアメリカ文学の源流
第3章 ソル・フアナ・イネス・デ・ラ・クルス――植民地期メキシコに咲いたバロック文学の精華
 コラム1 ラテンアメリカの先住民言語文学

Ⅱ 19世紀

第4章 イスパノアメリカ独立期の文学――ベリョ、エレディアと望郷の詩想
第5章 『ペリキーリョ・サルニエント』――イスパノアメリカ最初の長篇小説
第6章 アルゼンチン・ロマン主義文学とロサス独裁政権――エチェベリーア、サルミエント、マルモル
第7章 マシャード・ジ・アシス――地名に表われる心の動き
第8章 矛盾に満ちたモデルニスモ――スノビズム、感傷、模倣
第9章 辺境からきらびやかな「いま」を想う――ルベン・ダリーオ

Ⅲ 20世紀

第10章 オラシオ・キローガの短篇小説――密林の生と死
第11章 ガブリエラ・ミストラル――神格化されたイメージとその後
第12章 アルフォンシーナ・ストルニ、魂の詩人――自らを超えることを常に追い求めた不屈の精神
第13章 セサル・バジェホ――生誕地アンデスの町を訪ねて
第14章 創世の堕天使、ビセンテ・ウイドブロ――スペイン語圏前アヴァンギャルド衛主義の覚醒
第15章 マリオ・ヂ・アンドラーヂ――早すぎた魔術師
第16章 ホルヘ・ルイス・ボルヘスの詩学――重複と欠落を行き来した彼の「モドゥス・オペランディ」
第17章 ミゲル・アンヘル・アストゥリアス――詩的幻想を駆使して探求した見えないマヤ世界
第18章 フェリスベルト・エルナンデスの彷徨――ウルグアイが生んだ「誰とも似ていない作家」
第19章 アレホ・カルペンティエール――歴史を書き換える野心
第20章 パブロ・ネルーダ――マチュピチュからチリの深海魚まで森羅万象を呼び寄せた詩人
第21章 ホセ・レサマ・リマと『パラディーソ』――キューバのクリオーリョ社会をバロック的に描き出す
第22章 ホセ・マリア・アルゲダス――「世界に架かる橋」になるために
第23章 ジョルジ・アマード――自由と神秘の街サルヴァドール
第24章 ヴィニシウス・ヂ・モライス――ボサノヴァの詩人
第25章 愛と幻想のめくるめく交錯――世界文学としてのアドルフォ・ビオイ・カサーレスの作品
第26章 コルタサル――日常を超える試み
第27章 オクタビオ・パス、詩と批評の巨人――文明の幸福な交錯
第28章 チリ詩の「背骨」――ニカノール・パラの反詩、視覚詩、環境詩
第29章 フアン・ルルフォのハリスコ州――場所からたちあがる物語
第30章 クラリッセ・リスペクトル――ウクライナの遠いトラウマ
第31章 カルロス・フエンテス――時の地層を描く「同時代」作家
第32章 いつ終わるとも知れぬ語り合い――マリオ・バルガス・リョサ『ラ・カテドラルでの対話』のリマ
第33章 混血の民衆詩人ニコラス・ギジェン――名もなき「フアン」たちの代弁者
第34章 カリブ海から世界を凝視する――エメ・セゼール『帰郷ノート』を携えて
第35章 ジョージ・ラミングと新しさの予感――『私の肌の砦のなかで』について
第36章 480ページのバジェナートは何を歌っているか?――ガルシア・マルケスの『百年の孤独』
第37章 エドゥアール・グリッサン――〈全-世界〉を想像する
第38章 世界を経てカリブを発見する女性作家マリーズ・コンデ――ディアスポラの作家からケアの文学実践へ
第39章 V・S・ナイポールとデレク・ウォルコット――記憶なき歴史、あるいは歴史としての記憶
第40章 アメリカ国内にあるラテンアメリカ、ニューメキシコ――ルドルフォ・アナーヤが描き出す「チカーノ文学」の魂
第41章 あらゆる境界を越えて――チカーナ詩人グロリア・アンサルドゥーア
第42章 エレナ・ポニアトウスカ――至高の悪夢、極上の旅
第43章 エンドロールの続き――マヌエル・プイグと90年目のヘネラル・ビジェガス
第44章 クリスティーナ・ペリ・ロッシ『狂人の船』――想像力のエクササイズ
第45章 知的でスリリングな語りの魔術――政治的暴力に抗するリカルド・ピグリアの文学的冒険
第46章 イサベル・アジェンデ――スペイン語圏に並ぶものなき〈物語の女王〉
第47章 呪詛の向こう側にある何か――フェルナンド・バジェホ
第48章 レイナルド・アレナスと海――流れゆくさき
第49章 愛憎入り混じる関係を起点に――ジャメイカ・キンケイドと故郷アンティーガ
 コラム2 カリブ文学とは何か
 コラム3 「文学」と「亡命」:キューバ断章

Ⅶ 21世紀

第50章 オルタナティヴな文学史、オルタナティヴな世界地図――ロベルト・ボラーニョにおける前衛運動とノマディズム
第51章 人気作家レオナルド・パドゥーラの誕生まで――出発点としての推理小説
第52章 アメリカで書かれたラテンアメリカ文学――ジュノ・ディアス『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』など
第53章 冷戦後のハバナを自転車に乗って――カルラ・スアレスと『ハバナ零年』
第54章 エドウィージ・ダンティカ――「負」の要素を「生」への原動力に変えるハイチ系移民作家
第55章 メキシコの新しい声 グアダルーペ・ネッテル――または、不穏なモノローグ
第56章 歴史家が書かないことを書く――フアン・ガブリエル・バスケス
第57章 ラテンアメリカの民衆的な文学――テスティモニオ、エドゥアルド・ガレアーノ
第58章 マヤ文学――民族的アイデンティティの見直しを迫る脱植民地文学
 コラム4 多様化するブラジル文学
 コラム5 今、女性作家の時代がやってきた
 コラム6 ラテンアメリカの児童文学

 読書案内
目次
 はじめに

 中央アメリカ周辺地図
 カリブ海周辺地図
 南アメリカ周辺地図

Ⅰ 征服・植民地時代

第1章 ラテンアメリカ文学の「出発点」――『コロンブス航海誌』
第2章 クロニカ――ラテンアメリカ文学の源流
第3章 ソル・フアナ・イネス・デ・ラ・クルス――植民地期メキシコに咲いたバロック文学の精華
 コラム1 ラテンアメリカの先住民言語文学

Ⅱ 19世紀

第4章 イスパノアメリカ独立期の文学――ベリョ、エレディアと望郷の詩想
第5章 『ペリキーリョ・サルニエント』――イスパノアメリカ最初の長篇小説
第6章 アルゼンチン・ロマン主義文学とロサス独裁政権――エチェベリーア、サルミエント、マルモル
第7章 マシャード・ジ・アシス――地名に表われる心の動き
第8章 矛盾に満ちたモデルニスモ――スノビズム、感傷、模倣
第9章 辺境からきらびやかな「いま」を想う――ルベン・ダリーオ

Ⅲ 20世紀

第10章 オラシオ・キローガの短篇小説――密林の生と死
第11章 ガブリエラ・ミストラル――神格化されたイメージとその後
第12章 アルフォンシーナ・ストルニ、魂の詩人――自らを超えることを常に追い求めた不屈の精神
第13章 セサル・バジェホ――生誕地アンデスの町を訪ねて
第14章 創世の堕天使、ビセンテ・ウイドブロ――スペイン語圏前アヴァンギャルド衛主義の覚醒
第15章 マリオ・ヂ・アンドラーヂ――早すぎた魔術師
第16章 ホルヘ・ルイス・ボルヘスの詩学――重複と欠落を行き来した彼の「モドゥス・オペランディ」
第17章 ミゲル・アンヘル・アストゥリアス――詩的幻想を駆使して探求した見えないマヤ世界
第18章 フェリスベルト・エルナンデスの彷徨――ウルグアイが生んだ「誰とも似ていない作家」
第19章 アレホ・カルペンティエール――歴史を書き換える野心
第20章 パブロ・ネルーダ――マチュピチュからチリの深海魚まで森羅万象を呼び寄せた詩人
第21章 ホセ・レサマ・リマと『パラディーソ』――キューバのクリオーリョ社会をバロック的に描き出す
第22章 ホセ・マリア・アルゲダス――「世界に架かる橋」になるために
第23章 ジョルジ・アマード――自由と神秘の街サルヴァドール
第24章 ヴィニシウス・ヂ・モライス――ボサノヴァの詩人
第25章 愛と幻想のめくるめく交錯――世界文学としてのアドルフォ・ビオイ・カサーレスの作品
第26章 コルタサル――日常を超える試み
第27章 オクタビオ・パス、詩と批評の巨人――文明の幸福な交錯
第28章 チリ詩の「背骨」――ニカノール・パラの反詩、視覚詩、環境詩
第29章 フアン・ルルフォのハリスコ州――場所からたちあがる物語
第30章 クラリッセ・リスペクトル――ウクライナの遠いトラウマ
第31章 カルロス・フエンテス――時の地層を描く「同時代」作家
第32章 いつ終わるとも知れぬ語り合い――マリオ・バルガス・リョサ『ラ・カテドラルでの対話』のリマ
第33章 混血の民衆詩人ニコラス・ギジェン――名もなき「フアン」たちの代弁者
第34章 カリブ海から世界を凝視する――エメ・セゼール『帰郷ノート』を携えて
第35章 ジョージ・ラミングと新しさの予感――『私の肌の砦のなかで』について
第36章 480ページのバジェナートは何を歌っているか?――ガルシア・マルケスの『百年の孤独』
第37章 エドゥアール・グリッサン――〈全-世界〉を想像する
第38章 世界を経てカリブを発見する女性作家マリーズ・コンデ――ディアスポラの作家からケアの文学実践へ
第39章 V・S・ナイポールとデレク・ウォルコット――記憶なき歴史、あるいは歴史としての記憶
第40章 アメリカ国内にあるラテンアメリカ、ニューメキシコ――ルドルフォ・アナーヤが描き出す「チカーノ文学」の魂
第41章 あらゆる境界を越えて――チカーナ詩人グロリア・アンサルドゥーア
第42章 エレナ・ポニアトウスカ――至高の悪夢、極上の旅
第43章 エンドロールの続き――マヌエル・プイグと90年目のヘネラル・ビジェガス
第44章 クリスティーナ・ペリ・ロッシ『狂人の船』――想像力のエクササイズ
第45章 知的でスリリングな語りの魔術――政治的暴力に抗するリカルド・ピグリアの文学的冒険
第46章 イサベル・アジェンデ――スペイン語圏に並ぶものなき〈物語の女王〉
第47章 呪詛の向こう側にある何か――フェルナンド・バジェホ
第48章 レイナルド・アレナスと海――流れゆくさき
第49章 愛憎入り混じる関係を起点に――ジャメイカ・キンケイドと故郷アンティーガ
 コラム2 カリブ文学とは何か
 コラム3 「文学」と「亡命」:キューバ断章

Ⅶ 21世紀

第50章 オルタナティヴな文学史、オルタナティヴな世界地図――ロベルト・ボラーニョにおける前衛運動とノマディズム
第51章 人気作家レオナルド・パドゥーラの誕生まで――出発点としての推理小説
第52章 アメリカで書かれたラテンアメリカ文学――ジュノ・ディアス『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』など
第53章 冷戦後のハバナを自転車に乗って――カルラ・スアレスと『ハバナ零年』
第54章 エドウィージ・ダンティカ――「負」の要素を「生」への原動力に変えるハイチ系移民作家
第55章 メキシコの新しい声 グアダルーペ・ネッテル――または、不穏なモノローグ
第56章 歴史家が書かないことを書く――フアン・ガブリエル・バスケス
第57章 ラテンアメリカの民衆的な文学――テスティモニオ、エドゥアルド・ガレアーノ
第58章 マヤ文学――民族的アイデンティティの見直しを迫る脱植民地文学
 コラム4 多様化するブラジル文学
 コラム5 今、女性作家の時代がやってきた
 コラム6 ラテンアメリカの児童文学

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