2020年は、まさにコロナ禍に翻弄された一年でした。飲食店や観光業は大ダメージを受け、2019年に世間を騒がせた「老後2000万円問題」もどこへやら。とても老後のことを考えるどころではないという方も、たくさんいらっしゃるかもしれません。
ですが、私たちが働けなくなるとき、つまり「定年」は必ず訪れます。そのとき皆さんは、何不自由ない老後生活を送る自信はありますか? 菅首相は就任時のスピーチで「自助・共助・公助」という言葉を強調していましたが、これからは、現役世代はもちろんリタイア世代も、まずは「自分でできることは自分でせざるをえない」時代になることでしょう。
しかし、だからといって過剰に悲観する必要はありません。なぜなら、日本にはしっかり「公助」もあるからです。ただし、そういったサービスを知らず、さらに準備も怠れば、同じ世代の間でも老後生活に大きな差が出ることでしょう。
そこでこの本では、お金のやりくり、保険・介護・相続など、定年後に必要になる知識や手続きについて、わかりやすく解説していきます。
人生100年時代を賢く生き、豊かな老後生活を手に入れましょう。
【目次】
巻頭特集 人生100年時代を生き抜く家計管理
第1章 「退職金」と「年金」にまつわる準備と手続きが知りたい
第2章 定年後の「保険」と「住まい」について知りたい
第3章 「介護」にまつわる準備と手続きが知りたい
第4章 「相続」にまつわる準備と手続きが知りたい