「こんな器があったら……」という女性ならではの視点でつくられる陶芸家・島るり子さんの器は、美しいデザインだけでなく、使い道が限定されない汎用性の高さや、毎日使える丈夫さなどから、多くの料理家やスタイリストから支持を得ています。また、長野県伊那市で地に足をつけて暮らし、自然食品にも精通している彼女がつくる料理は、食べた人は必ずレシピを知りたがるほど、友人やギャラリー店主の間でも評判のものばかり。
本書は、そんな陶芸家の著者・島るり子さんの器と、料理(約50レシピ)を中心に、暮らしを豊かにする器を使った野の花のしつらい、人と自然に寄り添った四季の暮らし、陶芸についてなどを紹介しています。
手をかけすぎず、自然の持ち味を生かすこと。そんな島さんの器づくりや料理への向き合い方には、私たちも取り入れられる毎日の食卓や暮らしが豊かになるヒントが満載です。
※この本は、2012年8月に地球丸より刊行されたものを加筆・修正し、復刊したものです。
(コンテンツ)
*(1章)自然と共に
器を使った野の花のしつらい
*(2章)旬の食材と共に
旬の食材を使った春夏秋冬の料理とお菓子約50のレシピ
*(3章)古い家と共に
築100年ほどの古民家での暮らし
*(4章)土と炎と共に
土からつくり、薪の穴窯で焼く、器づくり
*(5章)人と共に
窯焚きを手伝ってくれる仲間や、伊那の仕事と生活を支えてくれる人々、
高橋みどりさん、高山なおみさん、伊藤まさこさんの推薦文など