◆教養とは、人間がより人間らしくあるために必要な「知の営み」である。
◇ファスト教養に陥らない「本物の学び」とは何か?
◆五木寛之、藤原正彦、上野千鶴子、長谷川眞理子四人の識者と本気で考える。
近年、「たしかな教養を身につけたい」という風潮が広まり、
書店でも「教養」をタイトルに冠する本が所狭しと並んでいる。
なぜ現代において教養が必要とされるのだろうか。
そもそも「リベラルアーツ」は何のために生まれたのか。
神学者であり、東京女子大学学長としてリベラルアーツに向き合い続ける著者が、
四人の識者と議論を交わし、その本質に迫る。
【本書の内容】
〇第一章 リベラルアーツの歴史点描
〇第二章 「憧れる力」を原動力に
〇第三章 宗教は「学ぶ」ものではない 五木寛之(作家)×森本あんり
〇第四章 「国語と教養」を軽視する愚かさ 藤原正彦(数学者)×森本あんり
〇第五章 日本人が「新しい知」を生む時代へ 上野千鶴子(社会学者)×森本あんり
〇第六章 ChatGPTで教養は得られない 長谷川眞理子(人類学者)×森本あんり