- 発売日:2025/02/07
- 出版社:筑摩書房
- ISBN/JAN:9784480684813
目次
はじめに
「市場の失敗」もある/経済学は「資源の最適配分」を考える学問
第1章 ものの値段はどう決まる?
コーヒー1杯2000円超える!/「需要と供給」で値段は決まる/人間が値段を決めるのはむずかしい/円とドルの関係も需要と供給/日本製商品が売れたから円高になった/日米の金利差で円安になった/求人と求職で給料の水準も決まる/労働組合は「過当競争」を防ぐ/「見えざる手」が経済を動かす/競争することで経済が効率化する/競争することでサービスが向上する/タクシー業界はサービスが悪かった/銀行員の給料はなぜ高かった?/銀行の仕事はすっかり様変わり/放送局の正社員の給料はなぜ高い?/電話料金は劇的に値下がりした
第2章 「お金」はどうして価値がある?
ただの「紙」がなぜお金なの?/私たちは「分業」で豊かになった/物々交換からお金が発明された/貝から金や銀に/金、銀からお札が生まれた/お札を発行する銀行が生まれた/金本位制でなくなった/銀行は大事な役目をする/銀行は「信用創造」をする/利子で経済が発展した
第3章 「景気」が世界を動かす
お金が生まれ、格差も生まれた/お金が自己増殖する/お金を増やすことが自己目的化することも/お金が景気循環を作り出す/インフレとデフレ/熱狂的なバブルが生まれる/お金が「商品」になる/「投資家」が世界で活躍?/お金に振り回される私たち
第4章 人間が主人になろうとしたが――「社会主義」の失敗
資本主義を批判したマルクス/社会主義国家が生まれた/国有企業なら問題ないと考えた/資源の無駄づかいが起きた/平等がやる気を失わせた/西ドイツと東ドイツの格差/中国は「社会主義市場経済」
第5章 資本主義も「社会主義」を取り入れた
資本主義の矛盾を改善した/「ケインズ経済学」を利用した/政府が借金する/誰が国債を買うのか/欠点を防ぐ規制も導入された/日本は「社会主義」だった?
第6章 資本主義が勝った?――「新自由主義」の誕生
「資本主義が勝った」?/イギリスの「ウィンブルドン化」/レーガン大統領の「小さな政府」/中曽根政権の民営化政策/「新自由主義」の時代へ/小泉政権も「新自由主義」だった/デパートやスーパーの営業時間も延長された/「グローバリゼーション」が広がった/ワーキングプアと呼ばれる人も/アメリカでも問題が/「産業の空洞化」でトランプ現象に
第7章 「株式会社」って何だろう?
市場経済を支える要のしくみ/大勢から資金を集める株式会社/リスク軽減の仕組みがある/船を建造し船長を雇ったのが始まり/間接金融ではなく、直接金融/株式市場が生まれた/「見えざる手」で株価は上下/会社は誰のものか?/株主総会が最高意思決定機関/株式上場で会社は「社会のもの」に/株式会社が売買される/新自由主義は株主重視/存在している会社には意味がある
第8章 「社会のしくみ」は「経済のしくみ」
「市場の失敗」をカバーするのが政府だ/治安維持も教育も政府の仕事/格差是正も政府の仕事/「所得の再配分」は税金の制度による/直接税か、間接税か/市場経済のうまい利用も/「公」と「私」のバランスを
おわりに――買い物は「投票行動」だ
もっと知りたい人のために
「市場の失敗」もある/経済学は「資源の最適配分」を考える学問
第1章 ものの値段はどう決まる?
コーヒー1杯2000円超える!/「需要と供給」で値段は決まる/人間が値段を決めるのはむずかしい/円とドルの関係も需要と供給/日本製商品が売れたから円高になった/日米の金利差で円安になった/求人と求職で給料の水準も決まる/労働組合は「過当競争」を防ぐ/「見えざる手」が経済を動かす/競争することで経済が効率化する/競争することでサービスが向上する/タクシー業界はサービスが悪かった/銀行員の給料はなぜ高かった?/銀行の仕事はすっかり様変わり/放送局の正社員の給料はなぜ高い?/電話料金は劇的に値下がりした
第2章 「お金」はどうして価値がある?
ただの「紙」がなぜお金なの?/私たちは「分業」で豊かになった/物々交換からお金が発明された/貝から金や銀に/金、銀からお札が生まれた/お札を発行する銀行が生まれた/金本位制でなくなった/銀行は大事な役目をする/銀行は「信用創造」をする/利子で経済が発展した
第3章 「景気」が世界を動かす
お金が生まれ、格差も生まれた/お金が自己増殖する/お金を増やすことが自己目的化することも/お金が景気循環を作り出す/インフレとデフレ/熱狂的なバブルが生まれる/お金が「商品」になる/「投資家」が世界で活躍?/お金に振り回される私たち
第4章 人間が主人になろうとしたが――「社会主義」の失敗
資本主義を批判したマルクス/社会主義国家が生まれた/国有企業なら問題ないと考えた/資源の無駄づかいが起きた/平等がやる気を失わせた/西ドイツと東ドイツの格差/中国は「社会主義市場経済」
第5章 資本主義も「社会主義」を取り入れた
資本主義の矛盾を改善した/「ケインズ経済学」を利用した/政府が借金する/誰が国債を買うのか/欠点を防ぐ規制も導入された/日本は「社会主義」だった?
第6章 資本主義が勝った?――「新自由主義」の誕生
「資本主義が勝った」?/イギリスの「ウィンブルドン化」/レーガン大統領の「小さな政府」/中曽根政権の民営化政策/「新自由主義」の時代へ/小泉政権も「新自由主義」だった/デパートやスーパーの営業時間も延長された/「グローバリゼーション」が広がった/ワーキングプアと呼ばれる人も/アメリカでも問題が/「産業の空洞化」でトランプ現象に
第7章 「株式会社」って何だろう?
市場経済を支える要のしくみ/大勢から資金を集める株式会社/リスク軽減の仕組みがある/船を建造し船長を雇ったのが始まり/間接金融ではなく、直接金融/株式市場が生まれた/「見えざる手」で株価は上下/会社は誰のものか?/株主総会が最高意思決定機関/株式上場で会社は「社会のもの」に/株式会社が売買される/新自由主義は株主重視/存在している会社には意味がある
第8章 「社会のしくみ」は「経済のしくみ」
「市場の失敗」をカバーするのが政府だ/治安維持も教育も政府の仕事/格差是正も政府の仕事/「所得の再配分」は税金の制度による/直接税か、間接税か/市場経済のうまい利用も/「公」と「私」のバランスを
おわりに――買い物は「投票行動」だ
もっと知りたい人のために
