海にかかわる国際法を知るための最新テキスト!
四方を海に囲まれた日本にとって死活的に重要な「海の国際法」=海洋法。船舶運航、海洋環境保全、漁業、資源開発、海底ケーブル、科学的調査、安全保障など、国際海洋法はあらゆる省庁の所轄分野にかかわり、また海運業界、環境保護団体、水産会社、商社など、多くの民間企業や非政府組織(NGO)などにも関係します。国連海洋法条約を柱としつつも、さまざまな条約や制度が重層的な構造をなしアクターも多様である海洋法は、初学者や非専門家には理解がむずかしい面もあるのは事実。そこで本書は、そんな海洋法を平易に概説するために、資源、環境、紛争といった課題ベースの構成をとったうえで、充実した相互参照、QRコードによる判例への容易なアクセス、図や写真、表の多用など、これまでの類書にない工夫を凝らしました。海にかかわるすべての人に贈る、新定番です。