- 発売日:2024/11/05
- 出版社:勁草書房
- ISBN/JAN:9784326351930
目次
序章 なぜ中国は台湾を支配したいのか?[松田康博]
1 台湾に対する主権の正統性の主張
2 安全保障戦略上の利益計算
3 中国が台湾問題を「後回し」にした歴史
4 本書の構成と着想
第Ⅰ部 台湾の戦略的価値
第1章 アメリカにとっての台湾[松田康博]
はじめに
1 アメリカの対アジア戦略
2 アメリカにとっての台湾問題
3 米台断交後アメリカ政府の対台湾政策の枠組み
4 アメリカ議会の対台湾支援
5 米中戦略的競争下アメリカ政府の対台湾支援政策の実態
6 アメリカの世論
おわりに
第2章 日本にとっての台湾[福田円]
はじめに――日台関係の歴史と四つの重要性
1 地政学的重要性と歴史的経緯
2 安全保障上の重要性
3 経済的な重要性
4 価値をともにする重要性
おわりに――米中競争時代の日本と台湾
第3章 台湾の地政学上の価値[石井正文]
はじめに
1 ウクライナ戦争の教訓を生かす舞台
2 今後の米中戦略的競争に与える影響
3 台湾の地政学上の価値再考
4 台湾の「生存空間」の重要性
おわりに
第Ⅱ部 台湾海峡をめぐる軍事と国際法
第4章 中国の対台湾軍事作戦[本松敬史]
はじめに
1 台湾侵攻作戦は、「時間」をめぐる戦い
2 台湾侵攻作戦の様相
おわりに
第5章 台湾の防衛作戦とアメリカの戦争支援[沈明室]
はじめに
1 中国の台湾に対する軍事的脅威
2 台湾の防衛戦略とその実行
3 アメリカによる台湾戦争支援の可能性とそのプラン
おわりに
第6章 台湾の国際法上の国家性――対中抑止戦略における基本的留意事項[黒﨑将広]
はじめに
1 台湾の地位に関する日本の法的・政治的立場――領有権の放棄と「一つの中国」
2 台湾は国際法上の国家となりうるか
おわりに
第Ⅲ部 ロシア・ウクライナ戦争の教訓
第7章 ロシア・ウクライナと中国・台湾――比較して見える含意と教訓[尾上定正]
はじめに
1 ウクライナ・台湾の相違点とその含意
2 ウクライナ・台湾の類似点とその含意
3 分析と教訓
おわりに
第8章 情報・物流・ライフラインの遮断――ハイブリッド戦への教訓[小原凡司]
はじめに――ハイブリッド戦とは何か
1 情報戦、認知戦、影響工作の定義
2 サイバー攻撃による情報の遮断
3 物理的打撃による情報の遮断
4 ライフライン・食料品等物資輸送路の遮断
おわりに――中国による台湾武力侵攻へのインプリケーション
第9章 軍民両用技術の活用――新旧軍事領域への教訓[河上康博]
はじめに
1 旧領域と新領域の関係
2 軍事技術と民用技術
3 ロシア・ウクライナ戦争のインプリケーション
4 ロシア・ウクライナ戦争で表面化していない軍事・民用技術
5 台湾海峡戦争で最も重要となる水中軍民両用技術
おわりに
第10章 戦争抑止に必要な安全保障枠組み[尾上定正]
はじめに
1 国際社会の台湾海峡問題に関する関心の高まり
2 台湾海峡危機抑止に有効な国際的枠組み
3 台湾海峡危機抑止に有効な地域的枠組み
4 中国の対抗措置――BRICS、上海協力機構、一帯一路
おわりに
第Ⅳ部 日本が取り組むべきこと
第11章 日本が「有事」を認定するとき――防衛政策における課題[武居智久]
はじめに
1 中国の台湾軍事侵攻作戦
2 台湾有事は日本有事
3 台湾への軍事侵攻と日本の事態認定
4 台湾防衛の観点から見た日本の政策的課題
おわりに
第12章 日本・台湾の科学技術協力――経済安全保障への課題[西山淳一]
はじめに
1 日本と台湾の経済・研究協力関係
2 経済安全保障につながる日台研究協力の可能性
おわりに
第13章 中国・台湾問題の本質と台湾海峡の未来――「考えられないことを考える」[兼原信克]
はじめに
1 「分断国家」中国の誕生
2 台湾有事のリアル
3 台湾有事の出口戦略と米中大国間競争の未来像
おわりに
終章 台湾海峡における現状変更は抑止できるのか?[福田円]
1 「今日のウクライナは明日の東アジア」を防ぐ
2 各章のインプリケーション
3 日本に「できること」と「できないこと」
あとがき
索 引
著者紹介
1 台湾に対する主権の正統性の主張
2 安全保障戦略上の利益計算
3 中国が台湾問題を「後回し」にした歴史
4 本書の構成と着想
第Ⅰ部 台湾の戦略的価値
第1章 アメリカにとっての台湾[松田康博]
はじめに
1 アメリカの対アジア戦略
2 アメリカにとっての台湾問題
3 米台断交後アメリカ政府の対台湾政策の枠組み
4 アメリカ議会の対台湾支援
5 米中戦略的競争下アメリカ政府の対台湾支援政策の実態
6 アメリカの世論
おわりに
第2章 日本にとっての台湾[福田円]
はじめに――日台関係の歴史と四つの重要性
1 地政学的重要性と歴史的経緯
2 安全保障上の重要性
3 経済的な重要性
4 価値をともにする重要性
おわりに――米中競争時代の日本と台湾
第3章 台湾の地政学上の価値[石井正文]
はじめに
1 ウクライナ戦争の教訓を生かす舞台
2 今後の米中戦略的競争に与える影響
3 台湾の地政学上の価値再考
4 台湾の「生存空間」の重要性
おわりに
第Ⅱ部 台湾海峡をめぐる軍事と国際法
第4章 中国の対台湾軍事作戦[本松敬史]
はじめに
1 台湾侵攻作戦は、「時間」をめぐる戦い
2 台湾侵攻作戦の様相
おわりに
第5章 台湾の防衛作戦とアメリカの戦争支援[沈明室]
はじめに
1 中国の台湾に対する軍事的脅威
2 台湾の防衛戦略とその実行
3 アメリカによる台湾戦争支援の可能性とそのプラン
おわりに
第6章 台湾の国際法上の国家性――対中抑止戦略における基本的留意事項[黒﨑将広]
はじめに
1 台湾の地位に関する日本の法的・政治的立場――領有権の放棄と「一つの中国」
2 台湾は国際法上の国家となりうるか
おわりに
第Ⅲ部 ロシア・ウクライナ戦争の教訓
第7章 ロシア・ウクライナと中国・台湾――比較して見える含意と教訓[尾上定正]
はじめに
1 ウクライナ・台湾の相違点とその含意
2 ウクライナ・台湾の類似点とその含意
3 分析と教訓
おわりに
第8章 情報・物流・ライフラインの遮断――ハイブリッド戦への教訓[小原凡司]
はじめに――ハイブリッド戦とは何か
1 情報戦、認知戦、影響工作の定義
2 サイバー攻撃による情報の遮断
3 物理的打撃による情報の遮断
4 ライフライン・食料品等物資輸送路の遮断
おわりに――中国による台湾武力侵攻へのインプリケーション
第9章 軍民両用技術の活用――新旧軍事領域への教訓[河上康博]
はじめに
1 旧領域と新領域の関係
2 軍事技術と民用技術
3 ロシア・ウクライナ戦争のインプリケーション
4 ロシア・ウクライナ戦争で表面化していない軍事・民用技術
5 台湾海峡戦争で最も重要となる水中軍民両用技術
おわりに
第10章 戦争抑止に必要な安全保障枠組み[尾上定正]
はじめに
1 国際社会の台湾海峡問題に関する関心の高まり
2 台湾海峡危機抑止に有効な国際的枠組み
3 台湾海峡危機抑止に有効な地域的枠組み
4 中国の対抗措置――BRICS、上海協力機構、一帯一路
おわりに
第Ⅳ部 日本が取り組むべきこと
第11章 日本が「有事」を認定するとき――防衛政策における課題[武居智久]
はじめに
1 中国の台湾軍事侵攻作戦
2 台湾有事は日本有事
3 台湾への軍事侵攻と日本の事態認定
4 台湾防衛の観点から見た日本の政策的課題
おわりに
第12章 日本・台湾の科学技術協力――経済安全保障への課題[西山淳一]
はじめに
1 日本と台湾の経済・研究協力関係
2 経済安全保障につながる日台研究協力の可能性
おわりに
第13章 中国・台湾問題の本質と台湾海峡の未来――「考えられないことを考える」[兼原信克]
はじめに
1 「分断国家」中国の誕生
2 台湾有事のリアル
3 台湾有事の出口戦略と米中大国間競争の未来像
おわりに
終章 台湾海峡における現状変更は抑止できるのか?[福田円]
1 「今日のウクライナは明日の東アジア」を防ぐ
2 各章のインプリケーション
3 日本に「できること」と「できないこと」
あとがき
索 引
著者紹介
