制服を着せられた狼少女たち。
ワニとレスリングする少女。雪の宮殿を守るイエティ婦人。
ミノタウロスは西部を目指し、海賊の子孫は雪山で歌う……。
スティーヴン・キング絶賛!
ファンタジー、ホラー、現実と非現実の境目を跳躍する、カレン・ラッセル初短篇集
摩訶不思議で奇妙、孤独で可笑しい10の物語。
★不協和音を奏でるイメージがページから飛び出しては読者をさらう。 「タイムズ」
★エイミー・ベンダー、ジュディ・バドニッツ、ケリー・リンクに続く、新しい世代の書き手! 「パウエルズ・ブックス」
★大胆不敵なラッセル独自の作風に最高にワクワクさせられる。 「ガーディアン」
★目がくらむほど独創的。 「メトロ」
★本当に摩訶不思議で奇妙な設定! 「デイリー・メール」
カレン・ラッセルは、明るく絶望を語ることのできる作家だ。奇想天外な設定もただ奇をてらっているのではなく、人間が持つ可笑しさや哀しさを増幅させるために選択されており、とても正しいと感じる。彼女のはじめての作品集である本書を翻訳することが叶い、心の底からうれしく思う。 松田青子(「訳者あとがき」より)