誰かを介護することになったとき、すぐに必要となる知識が介護技術です。洗顔や歯磨き、爪切り、衣服を着たり脱いだり……。私たちが普段何気なく行っている動作ですが、介護される人に負担がかからず、また介護する人がやりやすい方法があります。体の向きを変えたり、歩くのをサポートしたりと、全身を使う動作では、少しの力で大きな力を発揮できる手法を用いれば、お互いの安全や負担の軽減になります。そして、何より大事なのがコミュニケーション。どのタイミングでどう声をかけるかによって、信頼関係が築きやすくなるだけでなく、自立支援にもつながっていきます。本書は、具体的な介護の技術を、動作の写真とその時々の声かけ例でわかりやすく解説しました。新人介護職から一般の人まで、ポケットに入れて役に立つ1冊です。