困った行動はなぜ? だれに相談する? 治療すればよくなる? この先どうなる? こんなADHDへの不安や疑問を解消できる、基礎からわかるADHD入門書です。
ADHDの疑いのある、または診断を受けた子どもの保護者に向けて、幼児期、学童期、青年・成人期に分け、それぞれのステージで現れやすい特性や困りごとを紹介するとともに、治療法の3本柱の「薬物療法」「行動療法」「環境変容法」について、しっかり解説します。
最新の情報、現在の問題点にもふれながらADHDとどう向き合い、どう対処するのが“子どもの幸せ”につながるかを伝える一冊です。
【本書の内容構成】
巻頭 ADHDをどれだけ理解できていますか?
第1章 「ADHD」ってどんなもの?
第2章 どこに、だれに相談する?
第3章 専門医のかかり方と治療法
第4章 家庭でできるペアレンティング
第5章 学校・地域と連携して支援を受ける
【主なポイント】
*ADHDは生まれつきの特性をもつ発達障害の一つ
*脳機能の偏りが原因で発症する。しつけとは関係ない
*成長とともに多動性や衝動性は軽快することが多いが不注意の特性は残りやすい
*正確な診断は支援につながる第一歩
*ADHDの症状は薬で改善することができる
*大声で叱るのは逆効果、叱らずに導く方法を身につける
*ほめることに重点を置き、適切な行動を引き出す
*どんなサポートが必要か、学校での支援から成人期の就労支援まで