80歳のベテラン小説家・幸田まり子は、四世代で暮らす家で居場所がなくなり家出を敢行。
長年執筆してきた文芸誌からも見放されるが、自ら編集長となりweb文芸誌「レトル」を立ち上げ、新たな活躍の場を見出していく。
同世代のカリスマ作家や若手クリエイターなど、これまでとは違った仲間たちから刺激を受け、充実した日々を送るまり子。
だがあるとき、リフォームした家で幸せに暮らしていると思われた幸田家の面々が、全員家を出て離散している事実を知る。
息子のこうじから、「家をやる」と言われたまり子は、幸田家をもう一度元通りにすると決意するが…!?
老後の人生に希望を抱かせた、80歳のおばあちゃんの冒険譚がついに完結!!