ブラック企業を退職し、ネットカフェを泊まり歩く冒険者となった朽木竜胆。商店街の福引きで手に入れたスキルがバグだらけだったため、無双に近いと状態となった朽木は、美少女ガンスリンガーの江奈・キングスマンと共に強大なモンスター・アクアとの戦いを制するも、見慣れぬ土地に飛ばされてしまっていた。
仕方なく、郊外型のネカフェでつかの間の休養を取っていた朽木と江奈だったが、その土地はゴブリンとホブゴブリンが大量に生息する未開の地で、朽木たちは苦戦を強いられる。
そんな中、ゴブリン退治のさなかに、朽木は冬蜻蛉と名乗る男の子を筆頭に、7人の子どもたちを助け出す。「なぜこんなところに子どもが?」。不思議に思う朽木に対し、江奈も「今は子どものことに構っていられる状況ではない」と言うが、朽木は冬蜻蛉たちを見捨てることが出来ない。しかし冬蜻蛉にはある秘密が……。