「夢は見るものではなく叶えるもの」。
2011年女子サッカーワールドカップで日本女子代表=なでしこジャパンを優勝に導き、大会得点王とともにMVPも獲得した“なでしこクイーン”澤穂希選手。彼女が独白するサッカーの極意を集結した本書では、節目の年を前に感じたサッカーの技術、哲学、そして夢が本人の言葉でつづられている。
「チームのために仲間のために声を出せるか」
「やらされるのではなく自分からやる」
「代表はサバイバルの場でありながら家族のよう」
「苦しんで乗り越えた先には必ず大きな喜びが待っている」
本書は自身の経験に裏打ちされたアドバイス形式になっており、サッカー少年・少女にとって絶好の「サッカー解説書」になるとともに、夢を追う人たちにとっての道標ともなってくれる。食事や体のケアはもちろん、髪や爪の扱い方といった女子サッカーならではの視点も豊富に散りばめられている。
日本代表への思い、夢を抱くことの大切さ、そして将来のなでしこへ向けた思いなど、本書から発せられるメッセージの数々からは、「夢は見るものではなく叶えるもの」と話したとおり世界一に輝いた、「有言実行」する澤選手の真骨頂がうかがえる。
サッカー選手・澤穂希と同時に人間・澤穂希を100パーセント理解できる一冊!