元選手でコーチの父を持ち、幼い頃から恵まれた環境でずっとフィギュアスケートを続けていた輪。だから普通の人よりはずっとうまく滑れるってだけで、スケートが夢ってほどでもない。やめたいと思うこともあるけど、やめたら自分には何も残らないような気もして…。 友人や父との交流とともにスケーターとして成長を遂げていく、氷上のスポーツ青春ドラマ!羽生結弦のジュニア時代をモデルに書かれた男子スケート小説!
羽生結弦のジュニア時代をモデルに書かれた、スケートにかける少年達の揺れる心を描く
男子スケート小説。
桜沢輪は、父がコーチをやっている為、物心つく前からリンクの上にいた。でも最近、本当に自分がフィギュアスケートが好きなのか分からなくなってきて……。
「ぼくも時にはスケートが嫌になったり、やめたくなったりしますが、自分はスケートが好きなんだって思い出せば乗り越えられるんです。自分一人の力ではできないことはたくさんありますが、応援してくれる友達や兄弟家族がいるから、出来なかったことも出来るようになると思います。そんなことをあらためて気づかせてくれる本です」ソルトレイクシティオリンピック4位入賞、プロフィギュアスケーター兼コーチ、解説者の本田武史氏推薦!