●1000人以上のがんをみてきた医師が語る、
実録! がん患者の幸と不幸の分かれ道
相反するように見える「がん」と「幸せ」。がんを告知されると、人は「不幸」を感じる。しかし、2人に1人ががんになる時代で、「がんにならないための○○」といった情報があふれていても、実際にはがんは避けられない。告知、治療、日々の過ごし方、再発・転移等あらゆる場面において、どのような形が「幸せ」なのか、元国立がん研究センターで1000名以上のがん患者をみてきた森山医師が具体例をまじえながら紹介していく。前向きな情報、希望の光を求めている患者とその家族に、自分の行動や心構えで手に入れられる幸せを紹介していく。
●選択肢を知ることは幸せの条件。注目がん治療の紹介
標準治療(手術・抗がん剤・放射線治療)と、一般的には浸透していない非標準治療。それらをどのように見極め、判断していくか。一般的にはまだ知られていないような注目のがん治療法と、その選択で幸せになった事例も紹介していく。最先端放射線治療や最近話題の免疫療法など。
第一章 私がみてきた「幸せながん患者」幸・不幸を分ける分岐点
●突然訪れるがん告知をどう受け入れるか?
●情報に振り回される人、活かす人
●敵は「がん」。家族との関係を悪化させない関わり方
●「がん」と共に闘う、医師との関わり方
●幸せながん患者さんの日々の過ごし方 ほか
第二章 最適な治療はその人の価値観や生き方で決まる。幸せながん患者に欠かせない、「知る」ということ
●治療の選択肢を知る
●標準治療とは何かを知る
●”悪徳”でない標準外治療を正しく知る
●”自分らしく生きる”ための緩和ケア
●自分はがんをどう生きる? ほか
第三章 幸せながん患者
●がんを克服した人たちの事例
●がんと共に幸せに生きている人たちの事例
●がんで幸せに亡くなった人たちの事例 ほか