見習い魔女バジルの成長を描くファンタジー(解説)人気童話作家、茂市久美子の新作ファンタジーは、女の子の大好きな「魔女」、バジルが主人公です。まだ見習い魔女だけど、困難にも決して負けないがんばりや。巻を追うごとに成長するバジルの活躍を、いっしょに見守りたくなります。
七魔が山に住む魔女のバジルは、「努力」と「根気」、「若いときの苦労」をひとにおくることができる魔女です。
そのような力は、だれにとっても必要ですが、黒い魔法とよばれ、「幸運」「勇気」などとちがって、ひとからは歓迎されません。
このあたりに住む魔女で、いま、黒い魔法を使えるのはバジルだけです。
そんなバジルは偶然、予言する力のある大魔女、ペッパーがのこした詩を見つけます。それによると、七魔が山に「バルゴの侍者」が来るというのですが……。
これまでのお話の謎も少しずつ解けていく、「魔女バジル」第5巻です。
※2年生以上の漢字にルビがついています