もうすぐ60歳になる山野このはさんは、つるばら村で、小さな理容店をひらいています。花が大好きなこのはさんのお店のまえには、いつも季節の花がたくさん咲いています。そして、今日も「つるばら理容店」には、ふしぎなお客さんがやってくるのですが……。心をふわりとかるくさせる、7編のやさしいファンタジー。「つるばら村」シリーズ第6弾。
ちょっと、おねがいできますか?
「つるばら理容店」にやってくる、ふしぎなお客さんたちの物語。
髪にふれると、その人の心までもがわかります。胸をあたたかくする、ふしぎなファンタジー。
もうすぐ60歳になる山野このはさんは、つるばら村で、小さな理容店をひらいています。花が大好きなこのはさんのお店のまえには、いつも季節の花がたくさん咲いています。今日も「つるばら理容店」に、ふしぎなお客さんがやってきました。
心をふわりとかるくさせる、7編のやさしいファンタジー。
ああ、このしなやかさ。庭の草や花にふれたときみたいだわ。こんな髪の毛って、はじめて。もしかして、このふしぎな髪の毛が、夢をひきよせたのじゃないかしら。――<本文より>