わが国ではじめての理解を深めるイラスト・地図つき旧約・新約聖書
イラスト530図、歴史地図142図
・愛の知恵をもってこの労作にあたり、聖書への活躍をいわば集大成したバルバロ神父に対する賞賛を惜しまない――駐日バチカン大使マリオ・ピオ・ガスパリ
・バルバロさんの人柄のような、人間的で面白い聖書――黒沢明
・教会が大切にしてきた伝統的な解釈を基礎に、平明で気品あるこの聖書が家庭で、書斎で、居間で、心から親しまれることを望む――浜尾実
・バルバロさんの聖書は言葉も洗練されていて読みやすく、解説が十分にゆきとどいているので、はじめて聖書を読む人にも親切な手引き書となっている――田中澄江
〈訳者序文より〉
聖書をひらく時には、「創世の書」からではなくて、「私を信じるものは死してなお生きる」というキリストのみことばから読みはじめてもらいたい。
翻訳の仕事はたいそう困難をともなう。「神の奥義、宇宙、人間の存在、苦痛と死の奥義」にふれる場合は、1つのことばを他のことばにかえるということだけではなく、ある沈黙、人間のある叫び、祈り、すすり泣きさえも他のことばに変えねばならない。……