人気お笑いコンビ「ランジャタイ」伊藤幸司、待望のデビュー作。
大反響コラムに大幅に加筆・修正を加えブラッシュアップし、表題作「激ヤバ」を含む9篇の書き下ろし作品とともに一冊にまとめ上げた。幼少期から現在までの著者の半生をむき出しに書き綴った、自伝的エッセイ。
初めて綴る、最後のM-1、母、相方のこと。
笑いも涙も、夢もクソも、全部。
時に悲惨で壮絶なエピソードにもかかわらず、繊細かつ優しく飄々とした伊藤独特の文体により、悲劇と喜劇がシームレスにすり替わっていく。
思い通りにいかない日々を「それでも生きていく」ことの愚直な美しさ、人生すべてを前フリにしていく芸人の矜持が胸を打つ、希望の書。