グローバリズムへの対抗として台頭しつつある保護主義、あるいはナショナリズムの動きの中で、日本回帰が進み、日本の文化や歴史を学び直そうという機運が高まっています。
そうした日本思想を構成してきた主な思想家25人に着目し、この素晴らしい国日本がいかにしてできてきたのか、またその日本思想の本質とはいったい何なのかを考察。
わかりやすい簡潔な文章で日本思想史を俯瞰できる入門書。
1 日本思想の黎明期
空海 道元 親鸞 吉田兼好 世阿弥
2 日本の近世の葛藤
山本常朝 荻生徂徠 本居宣長 安藤昌益 二宮尊徳
3 日本の近代の幕開け
横井小楠 吉田松陰 福沢諭吉 新渡戸稲造 内村鑑三
4 「日本哲学」の始まり
西周 西田幾多郎 九鬼周造 三木清 和辻哲郎
5 世界における日本思想の独自性
北一輝 鈴木大拙 柳田國男 丸山眞男 吉本隆明