「俺と勝負しろ! ドイル・フォン・アギニス!」
不本意ながらも牧場内トップクラスの馬を手に入れたドイルは、リュートから勝負を迫られることに。ドイルがグレイと同じ班に選ばれたことが納得できない、宣誓の役を奪われさえしなければ自分こそが選ばれていた、とリュートはまくし立てる。
班分けの基準は経歴ではなく、模擬戦での結果であることを説明され沈むリュートだが、つい口から出た本音にドイルの顔色が変わる。
「ってやる。お前の言う勝負を受けてやる!」
グレイの制止をふりきり勝負を受けたドイルは、白馬『ブラン』とともに乗馬の練習を開始するのであった。乗馬の手並みも常人以上のドイルだが、スピードと高さによる恐怖がブランを鈍らせる。克服のため日々練習に励むドイルに、果たして勝機はあるのか。
甘く優しい世界で、再起を誓う若者の奮闘劇、第二幕です。