• 書店員がいま一番気になる本 2024

1日に何十冊もの新刊が入荷する中で、書店員はもちろんすべての本を読める訳ではありません。
そんな書店員が気になっている本を、あなたにそっとお教えします。是非一度手に取ってみて下さい。

フェア


「書店員がいま一番気になる本 2024」フェアを2024年10月10日から開催いたします。


開催期間

2024年10月10日(木) ~ 11月9日(土)

実施店舗

丸善ジュンク堂書店グループ店舗

※以下対象外店舗を除いた丸善ジュンク堂書店グループのhontoポイントサービス実施店舗が対象です。hontoポイントサービス実施店舗一覧はこちらからご確認ください。
※函館栄好堂および一部戸田書店(hontoポイントサービス実施店舗)を含みます。


対象外店舗

丸善 リバーウォーク北九州店

文具専門店(丸善 アトレ大森店 / 丸善 川越丸広店 / 丸善 プレス・アミワカバウォーク店 / 丸善プライムツリー赤池店 / 丸善 鹿児島山形屋店)
hontoポイントサービス未実施店舗(丸善 立川伊勢丹店 / 丸善 丸広百貨店飯能店 / 丸善 浦和伊勢丹店 / 丸善 広島三越店 / ジュンク堂書店旭川医科大店)
その他(EHONS TOKYO、EHONS UMEDA、M.LEAGUE OFFICIAL SHOP 東京、M.LEAGUE OFFICIAL SHOP 大阪、Personal Lounge 丸善の三階)

hontoポイント10倍キャンペーン


対象商品・ポイント倍率

「書店員がいま一番気になる本 2024」フェア対象書籍のhontoポイントが10倍


対象者

対象店舗にてフェア対象商品をお買い上げの際、hontoカードまたはアプリカード(LINEマイカード)を提示された方


対象店舗

「書店員がいま一番気になる本 2024」ノミネート作品フェア実施店舗

キャンペーンポイント付与時期

2024年11月中旬


注意事項

  • キャンペーン対象は丸善ジュンク堂書店グループ店舗のみとなります。
  • 他の商品と一緒にお会計された場合も、対象書籍のみがhontoポイント10倍になります。
  • 本キャンペーンの付与ポイントはお買い上げ時の基本ポイントを含めて10倍です。
  • キャンペーンポイントは付与月の3ヶ月後の月末まで使える期間限定ポイントとして付与いたします。
  • 本フェアおよびキャンペーンは他のキャンペーンとは併用可能です。
  • 本フェアおよびキャンペーンは予告なく変更・中止する場合があります。ご了承ください。
  • 妖怪を名づける

    鬼魅の名は

    香川 雅信(著)/ 吉川弘文館(刊)


    サブタイトルグランプリ2024最優秀賞だと思う。『妖怪を名づける 鬼魅の名は』……きみの名は……。とはいえ中身は本格派。古代には大まかに「怪異」等と呼ばれていたモノノケに、江戸時代、俳諧によって「ろくろくび」等の名前が付いていくそうで。とても気になる本です。

    (ジュンク堂書店 大泉学園店 / 人文書担当 / T.M.)

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  • 立憲主義と日本国憲法

    第6版

    高橋 和之(著)/ 有斐閣(刊)


    わたしたちは憲法論議の前に知るべきことがあるわけで、そもそも何のために憲法は存在するのか、なぜ人類は憲法をつくったのか、憲法の役割って何?その解はこの本の中に書いてあります。

    (ジュンク堂書店 近鉄あべのハルカス店 / 文芸・文庫・新書担当 / O.S.)

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  • 虚史のリズム

    奥泉 光(著)/ 集英社(刊)


    分厚い、高い、重い、でも内容は死ぬほど面白そう!というわけで気になったまま買えていない一冊。純文学とエンタメに大きく足を広げてまたがっている著者の真骨頂(のはず)。これを読まずして本好きなどと称するな!とずっと言われてる気がする。だったら買えよ!

    (丸善 高島屋大阪店 / 店長 / H.H.)

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  • いざ、豊島屋

    豊島屋を愛する委員会(著)/ KADOKAWA(刊)


    「豊島屋」さんと言ったら「鳩サブレ」の印象しかなかったのですが、表紙の可愛らしさも勿論ですがパラパラめくってみたら色鮮やかで美味しそうな和菓子やグッズが載っていて、「鳩のクリップまである!」と思わず追求したくなる一冊です。

    (丸善 ラゾーナ川崎店 / 洋書担当 / Y.K.)

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  • VTuber学

    岡本 健, 山野 弘樹, 吉川 慧(著)/ 岩波書店(刊)


    VTuberで学問? 哲学の棚に置いてある? 可愛らしい表紙で出版が岩波書店!? というギャップにやられた1冊。
    それにしても、VTuberまで学問にできるとは、哲学の懐の深さには驚かされる。

    (ジュンク堂書店 三宮駅前店 / 文庫・新書担当 / ネコスキー)

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  • 文化の脱走兵

    奈倉 有里(著)/ 講談社(刊)


    文字や言葉で人に笑顔や涙という感動を伝えることが著者が今できる平和への一歩だということが温かく鋭い文章で綴られています。権力者のおもちゃにはならない、戦争はいま近くにあるリアルだと感じさせられる本です。詩人が銃を持つ世界なんてやっぱり嫌だ。今読むべき本。

    (ジュンク堂書店 明石店 / 文芸・文庫担当 / しばづけ)

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  • ややこしい本を読む技術

    吉岡 友治(著)/ 草思社(刊)


    長年書店員でありながら、名著と呼ばれる難しい本は一切読めなかったので、こんな人間でも果たして読めるようになるのか。読めるようになりたい、たすけてくださ~い!の気持ちで気になっています。

    (丸善 アスナル金山店 / 社会担当 / Y.N.)

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  • スミルノ博士の日記

    ドゥーセ(著)/ 中央公論新社(刊)


    あの江戸川乱歩・横溝正史にも多大なる影響を与えた、探偵小説ファン待望の名作が文庫になって登場となれば、ミステリ好きとしては期待せずにはいられない。タイトルも古典名作の佇まいで、満足すること間違いなし。

    (ジュンク堂書店 滋賀草津店 / 文芸担当 / M.Y.)

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  • 読めばもっとおいしくなる うなぎ大全

    高城 久(著)/ 講談社(刊)


    うなぎの秘密を徹底解明!読めばあなたも「うなぎ博士」間違いなし!?
    お腹が空きそうな内容盛りだくさんですが、近くのお店のランチ(うなぎ丼)が1500円と本と同じ値段! 買って読むべきか、素直に食べるべきか……どうしても食欲に負けてしまうのです。

    (ジュンク堂書店 池袋本店 / 文庫・新書担当 / うなぎマスター初級)

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  • わからない

    岸本 佐知子(著)/ 白水社(刊)


    岸本佐知子さんのエッセイが出た!「あとがき」で、「できれば翻訳だけやっていきたい」と仰っているが、時に噴き出してしまったり、時にエモーショナルだったり、私の脳の普段使わないところをめちゃくちゃに揺さぶってくる文章、大好きです。翻訳家ってすごい!

    (ジュンク堂書店 三宮店 / 文庫・新書担当 / 文庫へのろく)

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  • マクマスターズ殺人者養成学校

    ルパート・ホームズ(著)/ 早川書房(刊)


    探偵、スパイ、傭兵、スナイパー……様々な「養成もの」がありますが、純粋な殺人者養成ものは珍しく、それも学校という形式は見たことありません。ダークなテーマながらスリリングさの中に笑いがある。なかなかしっかり読める小説でよろしいです。

    (丸善 日本橋店 / 書籍グループ長 / K.I.)

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  • 「ふつうの暮らし」を美学する

    青田 麻未(著)/ 光文社(刊)


    「美学」ってなんだか難しい。そうなんです、難しいです!
    では、わたしたちの身近な生活(主に家事)の中に「美学」ってあるの?という視点から書かれているのがこちらの新書。その名も「日常美学」。
    ありそうでなかった新しい学問、ちょっと気になりません?

    (丸善 八尾アリオ店 / 副店長 / 来生鉄平)

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  • まじめにエイリアンの姿を想像してみた

    アリク・カーシェンバウム(著)/ 柏書房(刊)


    そもそも宇宙では我々が考える「生物」の定義も通用するかどうかすら疑わしい。あくまでも地球人類の基準からしか考えられない私達の固定観念を超えた、意外なエイリアンの可能性について、ぜひ専門の学者による考察に触れてみたい。

    (ジュンク堂書店 高松店 / 店長 / T.T.)

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  • グリフィスの傷

    千早 茜(著)/ 集英社(刊)


    誰しもが必ず負うであろう〈傷〉をテーマにした短編集。誰ひとり同じ人間がいないのと同じで、傷の形も心の傷も同じものはない。どこを切り取っても印象に残る、傷跡を辿った濃密な作品たち。写真家・石内都さんの作品が使われた表紙にも圧倒される美しい本です。

    (ジュンク堂書店 三宮店 / 文庫新書担当 / D.K.)

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  • 新自由主義と脱成長をもうやめる

    中野 剛志 , 佐藤 健志 , 施 光恒 , 柴山 桂太 (著)/ 東洋経済新報社(刊)


    日本経済の凋落、貧困世帯の増加、格差拡大GDP世界4位への転落、日本がこんなことになってしまったのはなぜなのか、私達は何をいつどこで間違えてしまったのか。社会生活を営む上で必要なものは最低限の教養と知性だということをあらためて痛感させてくれる。

    (ジュンク堂書店 近鉄あべのハルカス店 / 文庫・新書・文芸書担当 / O.S.)

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  • 現代民俗学入門

    島村 恭則(著)/ 創元社(刊)


    お土産に宿る力、運動会の綱引き、アクセサリーまでも!身近な事柄を民俗学の視点で見ると、どれも興味深い事柄になります。それぞれの項目が簡潔に説明されていて分かりやすく、しかも、物足りないときのために理解を深められる書籍が紹介されていて、至れり尽くせりな一冊です。

    (ジュンク堂書店 大泉学園店 / 人文担当 / T.M.)

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  • ブロークン・ブリテンに聞け

    社会・政治時評クロニクル2018-2023

    ブレイディ みかこ(著)/ 講談社(刊)


    混迷を極めている現代で、指針となるような一冊。国は違えど抱えている問題はそう遠くない。著者が見つめる地べたからの視点に心が揺さぶられる。迸(ほとばし)る言葉の数々は力強く、また優しく語りかけてくれる。

    (丸善ジュンク堂書店 / 経理財務部 / チキンクラゲ)

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  • シャーロック・ホームズの護身術 バリツ

    エドワード・W.バートン=ライト(著)/ 平凡社(刊)


    あの「ホームズのバリツ」というだけでもめっっちゃ気になるのに、それが本邦初翻訳。しかも格闘とは縁遠そうな紳士がたしなむ武術。バリツってどんな護身術?気になる要素がてんこ盛り!

    (丸善ジュンク堂書店 関西外商部 / 事務 / M)

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  • 1面、降版します

    特命記者の事件簿

    松井 蒼馬(著)/ KADOKAWA(刊)


    「降版」とは、新聞の見出しやレイアウトを担当する整理部が完成させた紙面を印刷所へ送る工程のこと。ネタをリークしている犯人を捜すミステリであるとともに、整理部の仕事と、そこで働く人たちの想いが感じられるお仕事小説としても読み応えのある1冊です。

    (丸善 スマーク伊勢崎店 / 文芸・文庫担当 / marin)

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  • 化学の授業をはじめます。

    ボニー・ガルマス(著)/ 文藝春秋(刊)


    現代よりずっと女性への差別や偏見があからさまだった1960年代のアメリカ。聡明さと勤勉な努力で男社会をサバイブしてきた化学者エリザベスが、シングルワンオペ子育てというままならない苦難に直面し、そこからどう人生を切り開いていくのか注目です。

    (ジュンク堂書店 旭川店 / 社会・文芸 / mmyk)

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  • 暗い青春

    坂口 安吾(著)/ KADOKAWA(刊)


    とにかくタイトルに惹かれる。爽やかでキラキラしている青春ではなく、暗い青春。学生時代先生に「君たちはニコニコしすぎではないか。青春時代はもっと深刻で暗い顔をしていなくてはならない。」と言われたことを思い出す。ぜひ若い人にも手にとってほしい。

    (ジュンク堂書店 三宮店 / 人文担当 / Y.T.)

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  • 一億円の犬

    佐藤 青南(著)/ 実業之日本社(刊)


    一億円の犬とは。著名人の愛犬?超希少種?気になりませんか。生き物と生活している人は共感の嵐。そうでない人はなるほどー!とうなる内容です。本の厚さなんか気にならない、一気に読める内容で、人に薦めたくなる1冊。あなたは、ありのままの自分をさらけだせるか。

    (丸善 広島店 / 事務 / フラン)

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  • いつかたこぶねになる日

    小津 夜景(著)/ 新潮社(刊)


    「たこぶね」とはなにか? 貝殻を持つ珍しい蛸らしい。著者は何者か? 北海道出身・南仏在住の俳人とのこと。ではその内容は一体どんなものなのか? 表紙の素敵な模様は? 目にして以来、色々な<気になる>がずっと止まない一冊。

    (ジュンク堂書店 立川高島屋店 / 店長 / M)

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  • 呉 勝浩(著)/ 小学館(刊)


    この分厚さでこの疾走感!面白くて強烈で楽しく、分厚いのにあっという間に読めます。なんと言ってもキュウが魅力的すぎる!推せます。みなさんもダンサーであるキュウの活躍を見届けましょう。推しがいる人、推しを探したい人、必見の小説です!

    (ジュンク堂書店 南船橋店 / 店長 / A.N.)

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  • 未来省

    キム・スタンリー・ロビンスン(著)/ パーソナルメディア(刊)


    2025年、インドを未曾有の大熱波が襲い2000万人の犠牲者を出す。喫緊の課題である気候変動に取り組むため国連に組織された「未来省」。現代から2050年代までの近未来SF小説。未来を掴むために今こそ読むべきかと!

    (ジュンク堂書店 松坂屋高槻店 / 事務 / タオ)

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  • 腹を空かせた勇者ども

    金原 ひとみ(著) / 河出書房新社(刊)


    やっかいな家族とコロナに振り回されながらも青春を謳歌する中学2年生の女の子・レナレナ(玲奈)。彼女の中学2年生からの3年間を4つの短編で描き出す。レナレナの周りにいる友だちや家族との関係も全て混ざって、ラストは何色になるのか気になって仕方がない。

    (ジュンク堂書店 三宮店 / 文庫・新書担当 / D.K.)

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  • 口訳 古事記

    町田 康(著)/ 講談社(刊)


    「日本の神話」が関西弁になるだけでこんなにも頭に入ってくるのか?
    テンポとリズムと疾走感がたまらない。次から次へと生まれては消える神様が、人間くさくて親近感さえわいてしまうから面白い!

    (ジュンク堂書店 橿原店 / 文具担当 / T.M.)

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  • ワンルームから宇宙をのぞく

    久保 勇貴(著)/ 太田出版(刊)


    最初タイトルを見た時、それが例えだとわかっていても「ワンルームから宇宙ってどうやってのぞくんだろう?」とつい想像して、興味が湧きました。手に収まるサイズの本から、壮大な宇宙をみれたら、触れられたら、楽しいだろうなあと思います。

    (ジュンク堂書店 橿原店 / 実用・芸術・語学担当 / H.S.)

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  • ピアノマン

    南波 永人(著)/ 小学館(刊)


    「本が音を奏でている」。素敵なカバーイラストが目に飛び込んできた瞬間そう思ってしまった。漫画「BLUE GIANT 」のストーリーディレクターによる音を文字で紡ぐもうひとつの物語。納得である。芸術の秋、文章で音を感じながらJAZZを聴くのはどうでしょう?

    (丸善 四日市店 / 文芸・文庫担当 / M.K.)

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  • 黄色い家

    川上 未映子(著) / 中央公論新社(刊)


    私の持っていた著者のイメージを変えた作品。この本で描かれている女性は決して明るいわけでもなく、またひねているだけでもない。暗い事件が勢いよく書かれていて、苦しい事があったらこの本を思い出す気がする。

    (ジュンク堂書店 三宮店 / 文芸担当 / S.H.)

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  • 聞き書き 世界のサッカー民

    金井 真紀(著)/ カンゼン(刊)


    ワールドカップや代表戦になればはしゃぐが、本当にサッカーが好きな日本人はどのぐらいいるんだろう。サッカーは不思議な競技だ。ボール一つで世界中の人が貧富の差に関係なく熱狂している。いつか日本にもこの文化が根付いてほしい。

    (ジュンク堂書店 三宮店 / 文芸担当 / S.H.)

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  • 異彩を、放て。

    松田 文登, 松田 崇弥(著) / 新潮社(刊)


    今年の6月、お客様から一本のお電話が。「ヘラルボニーとのコラボのペンはありますか?」ヘ、ヘラルボニー?双子の起業家?福祉×アート?(今一番行きたい)盛岡だ!めっちゃ気になる!と手にしたこの一冊。「異彩を、放て。」の思いが広がりますようにと、即発注しました。

    (丸善 高島屋大阪店 / 社会担当 / K)

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  • 本を守ろうとする猫の話

    夏川 草介(著)/ 小学館(刊)


    本を守りたいトラネコのトラと、突然たった一人の肉親だったお爺さんを亡くした主人公の夏木。大量の本を閉じ込める人や本を裁断することに熱心な人など、本をめぐる奇妙な冒険譚が繰り広げられる。ストーリーが章ごとに短く分けられ、有名な作品も物語に出て出てくるので、スラスラと読めてオススメ!

    (ジュンク堂書店 上本町店 / 学参担当 / TEA)

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  • 家庭用安心坑夫

    小砂川 チト(著)/ 講談社(刊)


    難しい言い回しでは何一つ書かれていないのに、この小説の中でいま何が行われているのかがわからなくなる瞬間がたまらない。
    こんなに実験的なことをやり切っている小説が存在することが、本当に嬉しくて何度読み返しても泣いてしまう。

    (ジュンク堂書店 池袋本店 / 文芸担当 / M.I.)

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  • イクサガミ 天

    今村 翔吾(著)/ 講談社(刊)


    時代小説のニュースタンダード、今村翔吾による侍バトルロイヤル!
    護るもの、奪うもの、誇りのために立ち上がるもの、個性豊かなキャラクター達の生き様に脳汁大爆発‼ 実写化も決定している今が旬の作品をこの機会にぜひ‼

    (ジュンク堂書店 秋田店 / 副店長 / K.K.)

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  • 月まで三キロ

    伊与原 新(著)/ 新潮社(刊)


    優しく温かい大きな科学にちっぽけな自分は包まれて守られている。「月まで三キロ」ってなに?と疑問をもった人、ぜひ読んでほしい。ひとつひとつの短編がじんわり心にしみてくる。「エイリアンの食堂」のプレアさんと鈴花ちゃんに出会ってください。

    (ジュンク堂書店 滋賀草津店 / 文芸担当 / M.Y.)

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  • ルポ川崎

    磯部 涼(著)/ 新潮社(刊)


    「前任地は川崎でした」と言えば「ああ……」という反応も多いです。それはやはりこの本のようにダークな雰囲気を想起するからなのでしょう。離れてみて、あらためてその中身を知ってみたいと思います。

    (丸善 日本橋店 / 実用担当 / M.I.)

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  • 僕が殺した人と僕を殺した人

    東山 彰良(著)/ 文藝春秋(刊)


    暗い台湾の歴史、ねじれた友情。この小説で描かれる台湾を読んで、なぜ台湾に興味を持つ人が多いのか、その答えがこの本の中にある気がした。観光だけではなく、本を読んで台湾を知ることも大切だ。

    (ジュンク堂書店 三宮店 / 文芸担当 / S.H.)

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  • 人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

    ふろむだ(著)/ ダイヤモンド社(刊)


    隣の芝生は青い。自分ではどうにもならない「うらやましいあの人」への妬み嫉み(ねたみそねみ)。この本を読んで「そういうカラクリか!」と自分を納得させて溜飲を下げるもよし、実践してみるもよし。

    (ジュンク堂書店 秋田店 / 社会・人文担当 / M.M.)

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  • プラネタリウムの外側

    早瀬 耕(著)/ 早川書房(刊)


    『未必のマクベス』が大ヒットした著者の珠玉の名作短編集。一話一話が儚い美しさを醸し出し、連作短編がつながった時に例えようのない重奏を奏でる。愛しい人の最期の思いを再現して知ろうとする女性等、記憶と記録、愛が響く。

    (ジュンク堂書店 滋賀草津店 / 文芸担当 / M.Y.)

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  • 戦前日本のポピュリズム

    日米戦争への道

    筒井 清忠(著)/ 中央公論新社(刊)


    歴史は繰り返す。いやわたしたちは歴史を繰り返しているのではなく、単に連綿と変わらず「そのまま」でいるにすぎないのではないか、と思わずにおれない。「歴史は繰り返す」のだとすれば、わたしたちは「歴史に学ばなければならない」のだ。

    (ジュンク堂書店 近鉄あべのハルカス店 / 文庫・新書・文芸書担当 / O.S.)

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  • 枕草子のたくらみ

    「春はあけぼの」に秘められた思い

    山本 淳子(著)/ 朝日新聞出版(刊)


    平安時代にもギャルはいた!現代のSNSにも通じる「いいね!」ばかりを散りばめた「枕草子」の隠された意図と、政敵道長が恐れた理由とは。文学の力を改めて実感する一冊。

    (ジュンク堂書店 名古屋栄店 / 文庫担当 / 春は揚げもの)

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  • プルーストとイカ

    読書は脳をどのように変えるのか?

    メアリアン・ウルフ(著)/ 合同出版(刊)


    イカ?と、読書?いや、気になりすぎるでしょ。
    決してマドレーヌでお茶しながら回想に耽るイカの話ではなく。ディスレクシア(文字の読み書きに限定された発達障害)研究者により紐解かれる、文字を読むべく進化した脳と読書の正体。
    言語/視覚思考に興味がある方、スマホばかりのあなたにおすすめ。

    (丸善 スマーク伊勢崎店 / 副店長、文具 / 書誌本屋書店)

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