【小学生・中学生・高校生】読書感想文におすすめの本・学年別20選
読書感想文を書きやすくするには、テーマが明確で共感しやすい本を選ぶことがポイントです。この記事では、小学生から高校生までの読書感想文におすすめの本を、学年別に20冊紹介します。内容に共感しやすい作品や、キャラクターに感情移入しやすい作品を通して、読みやすさと書きやすさを両立した一冊を見つけましょう。
読書感想文を書きやすい本を選ぶポイント
読書感想文を始める最初のステップは本選びです。書店を見ても、たくさんの本が溢れており、どの本を読んだらいいか悩んでしまう人も多いです。
そこで、読書感想文が書きやすい本の選び方を4つのポイントに絞って解説します。
1.テーマが明確な本
2.受賞歴があるコンクール向けの本
3.感情移入しやすいキャラクターが登場する本
4.自分の経験と照らし合わせやすい本
本記事で紹介するポイントに注意しながら、自分に合った本を選んでみましょう。
テーマが明確な本
まず、注意すべきポイントはテーマが明確な本を選ぶことです。読書感想文は、内容から得た気づきや学びをもとに文章を書くため、抽象度の高い本だと自身で内容を解釈しなければいけません。
テーマを選ぶ際には、自身の興味・関心に近いテーマを選ぶことで、本の内容を理解しやすくなります。好きなスポーツや趣味のような、身近にあるものや経験したことがあるテーマであれば、書いてある内容がイメージしやすく、感想も浮かびやすいのでぜひ試してみてください。
過去に受賞歴があるコンクール向けの本
過去に受賞歴のある本や課題図書として選ばれている書籍も、読書感想文に適しています。文学賞や課題図書は、学んで欲しいポイントが明確にされていることが多く、テーマと内容が分かりやすいことが特徴です。
青少年読書感想文全国コンクールの公式サイトを見れば、選定理由や紹介動画も掲載されているため、悩んだら参考にしてみてください。
感情移入しやすいキャラクターが登場する本
主人公や仲間たちが魅力的である本も、読書感想文の書籍としておすすめです。小説を読む際、設定も大切ですが主人公に感情移入できないと、キャラクターの気持ちを想像しにくいためです。
自分や周囲の人と似ていたり、憧れの姿を体現していたりと、つい没入してしまうようなキャラクターがいる本を探してみましょう。
自分の経験と照らし合わせやすい本
ポジティブ・ネガティブ問わず、自分が体験・経験してきた場面に近い設定の本は、親近感が湧いて読み進めやすいでしょう。
また、実際に経験していることであれば「この場面は私だったらこうした」「あの時、ぼんやり考えていたことはこういうことだったのか」と、読みながらさまざまな思考が捗ります。
実体験と照らし合わせながら読むことで、想像を膨らませていきましょう。
【学年別】読書感想文におすすめの本リスト20選
小学生の読書感想文におすすめの本
小学生の読書感想文には、定番の児童文学や短編物語がおすすめです。ここでは、以下の9冊を紹介します。
1.たまごのはなし
2.いちかちゃん
3.ようせいじてん 花のようせい12か月
4.ぼくはアフリカにすむキリンといいます
5.日直もがんばってる
6.やらなくてもいい宿題
7.妖花魔草物語
8.金曜日のあたしたち
9.いい人ランキング
おすすめの学年表記も記載しているため、参考にしてください。
1.【低学年(1・2年生)】たまごのはなし
シュールな絵柄と独特なストーリーで大人も考えさせられる1冊
ある日、突然キッチンで目を覚ましたたまご。どうして転がっているか分からなくなり、初めての散歩に出ることにします。マシュマロを仲間に連れて、探検をする中で、さまざまな出会いや体験をしながらたくさんの学びを得ていきます。
独特な世界観やストーリーの中で、心に響く場面も多く、自分自身のことを考えるきっかけとなる1冊です。
こんな人におすすめ
・不思議なお話を読んでみたい人
・初めての哲学書を読んでみたい人
2.【低学年(1・2年生)】いちかちゃん
お友達のことを考え、大切にするきっかけとなる児童文学
「きみひろくん」や「つくしちゃんとおねえちゃん」のような多数の児童文学を出版し、数多くの賞を獲得している著者・いとうみく氏。本書は「相手の気持ちを考えることの大切さ」を伝えるための1冊です。
いつもぼーっとしている「いちかちゃん」は、忘れ物も多く、友達ともあまり遊びません。先生から何度も名前を呼ばれてもなかなか気づかないことも。でも、ぼくはそんないちかちゃんが最強だと思っています。
相手の立場に立つことや、友達を思いやることを学びたい方にぴったりです。
こんな人におすすめ
・お友達のことをもっと知りたいと思った人
・友達付き合いが苦手な人
3.【低学年(1・2年生)】ようせいじてん 花のようせい12か月
発売後に即重版!一人でも読める短編物語
数々の文学賞を撮ったを取った小手鞠るい氏による優しい詩のような言葉と、カラーインクの魔術師と呼ばれる永田萠氏による美しい挿絵がコラボした本書。
4月のチューリップで始まり、3月の桜まで、1年間の各月の花と妖精による物語です。自分の誕生月のお花や妖精が何か、わくわくしながら読み進められます。1ヶ月ごとに物語が完結しているため、読書習慣が身につけやすい点も特徴です。
こんな人におすすめ
・楽しく読書習慣を身につけたい人
・初めて一人で本を読む経験をしたい人
4.【中学年(3・4年生)】ぼくはアフリカにすむキリンといいます
お手紙の手紙が待ち遠しい、動物が主人公の絵本
アフリカにいる退屈なキリンが、暇をしているペリカンにお手紙を届けてもらうようにお願いします。宛先は「地平線のむこうで最初に会った動物」です。お互いの姿が分からないため、相手を知るためのおかしな文通が始まります。
お友達とお手紙交換したくなるような1冊です。
こんな人におすすめ
・退屈な毎日をちょっと退屈じゃなくなるようにしたい人
・いろんな国のお友達に会ってみたい人
5.【中学年(3・4年生)】日直もがんばってる
正反対の二人が繰り広げる「日直」のお仕事を通じた成長物語
今日の日直はユウイチとクミコ。ユウイチは、本当は「委員」になりたかったけど、手を挙げられなかった少し引っ込み思案な性格。一方でクミコは、みんなの前で話すのが苦手で、その日の「いいこと」を話さないといけない日直が大嫌い。
こんな正反対な二人が1日の日直を通して、学びや気づきを得るストーリーです。本書を読めば、毎日の生活で見落としている「いいこと」に、きっと気付けます。
こんな人におすすめ
・自分にとって「いいこと」とは何かを探している人
・学校生活で苦手なことがある人
6.【中学年(3・4年生)】やらなくてもいい宿題
子どものためのミステリー小説!読むだけで算数力と読解力が鍛えられる
「あなたはこの問題が解けますか?」
謎の転校生・ナイトウさんが出題する算数問題を、天才少年・数斗は答えられるのか。算数が得意な数斗はあっさり答えるが、実は問題にはわながあり、裏をかかれて間違ってしまいます。
答えを見つけて、ナイトウさんの秘密と正体を解き明かすことはできるのでしょうか。ミステリーを通じて、学びも深まる、他にはない小説です。
こんな人におすすめ
・ミステリーが好きで算数のミステリーも味わいたい人
・楽しく本を読みながら勉強したい人
7.【高学年(5・6年生)】妖花魔草物語
テンポの良い話と美しい挿絵が織りなす短編物語
世界各地の植物にまつわる、不思議でちょっとだけ不気味な物語を10個紹介しています。短編集のため、ちょっとした時間にサクサク読める、高学年におすすめの1冊です。
こんな人におすすめ
・怖い話やおとぎ話が好きな人
・美しい絵が好きな人
8.【高学年(5・6年生)】金曜日のあたしたち
環境問題を考える高校生たちを描いた爽やかな青春物語
主人公・陽葵は高校受験に失敗してしまい、くさってしまいます。そんなある日、駅前を歩いていると「気候時計を知っていますか?」という、環境問題に関するプラカードを持った高校生に出会います。
環境問題に興味はなかったけど、その中にいた男子の笑顔が爽やかでなんとなく近づいてみると、自分が落ちた高校の生徒たちでした。
環境問題を考える中で、自分なりの戦い方を学んでいく主人公についつい共感し、応援したくなります。
こんな人におすすめ
・モヤモヤした気持ちをスカッとさせたい人
・前向きになるためのヒントが欲しい人
9.【高学年(5・6年生)】いい人ランキング
誰もが経験する「いい人」について考える機会をくれる青春小説
主人公の木佐貫桃は、母親の再婚によって名字が変わった中学2年生。職員会議でミスコンが中止となり、いい人を選ぶコンテストをクラスで行い、木佐貫が1位になるとそこからクラスの空気は変わり始めます。
本書には主人公が追い詰められていく過程や、友人や妹の助けを借りて、状況を変えていく姿が描かれています。思春期に誰もが一度は意識したことがある「いい人とは何なのか」という葛藤を、登場人物たちと一緒に見つめ直すことができる1冊です。
こんな人におすすめ
・「いい人」ってなんだろうと悩んでいる人
・何か他人に言えない悩みや秘密を抱えている人
中学生の読書感想文におすすめの本
中学生の読書感想文には、思春期らしい友情や冒険がテーマの本がおすすめです。また、少し難易度を上げた哲学やノンフィクションも、知見を広げる観点で推奨しています。これらを踏まえたおすすめの5冊を紹介します。
1.闇の守り人
2.天国に玉ねぎはない
3.介護の花子さん
4.スラムに水は流れない
5.成瀬は天下を取りにいく
ジャンルの異なる本を紹介しているため、自分に合う1冊を探してください。
1.闇の守り人
NHK大河ファンタジーとなった精霊の守り人の第2弾
多数の文学書とNHK大河ファンタジーでドラマ化されたことで話題になった「守り人シリーズ」の第2弾。女用心棒のバルサが25年ぶりに故郷に戻り、恩人である養父ジグロの汚名を晴らすために戦います。
幼少期に負った心の傷と向き合いながら、自分の心に決着をつけていく物語に、心が揺さぶられます。ファンタジーとアクションを兼ね備えた、重厚な1冊です。
こんな人におすすめ
・勇ましい主人公のアクションと幻想的なファンタジーが好きな人
・長編物語を読んでみたい人
2.天国に玉ねぎはない
SNSの使い方と自分の生き方について向き合える哲学的テーマを描いた1冊
ある日、中学生のキートは死んだいとこから「天国に玉ねぎを密輸するバイト」を持ちかけられました。さらに、いとこが死んだ後も更新が続いているSNSを、乗っ取った犯人探しも頼まれます。
平凡な中学生だったキートが、憧れと恐れを抱いていた非日常に足を踏み入れ、真実に向き合う物語。大切な人を失った悲しみと向き合い、前向きに生きるためのヒントをくれる感動の1冊です。
こんな人におすすめ
・悲しいことがあった時どのように向き合えばいいか悩んでいる人
・思いがけないラストで感動したい人
3.介護の花子さん
介護職のリアルと仕事の素晴らしさが読める人間ドラマ小説
介護の仕事は「暗い」「きつい」「汚い」の3Kと呼ばれていましたが、今は全然違います。「命」と「人生」に向き合える、介護職の素晴らしさがリアルに描かれており、理解を深められる1冊です。
ドラマチックな仕事現場で、泣いたり、笑ったりする主人公から元気をもらえる小説です。
こんな人におすすめ
・将来が不安で何の職業に就こうか悩んでいる人
・働くことについて考えてみたい人
4.スラムに水は流れない
日常の当たり前にありがたみを感じられる1冊
インドの大都会ムンバイにあるスラムには、ムンバイの人口の40%の人が住んでいます。しかし、水は市全体の5%しか供給されていません。スラムにおいて、水不足が一番の問題でした。
そんな3月のある夜、兄・サンジャイが「水マフィア」を目撃してしまいます。妹・ミン二との家族の絆や友情を描いた、勇気と成長のストーリーです。
こんな人におすすめ
・同世代の少年・少女が精一杯生きる姿に勇気をもらいたい人
・インドのスラムが抱えている問題に関心がある人
5.成瀬は天下を取りにいく
デビュー作で超話題作。全力で我が道をゆく主人公の成長が描かれた青春小説
中2の夏休みの始まり、幼馴染の成瀬が「この夏を西武に捧げようと思う」と言い始めました。コロナ禍で閉店を迎える西武大津店に毎日通うことで、中継に映ることを狙っています。
M-1に挑戦し、実験のために自分の髪の毛を坊主にし、市民憲章を暗記する。全力で我が道を進む、有言実行の主人公から目が離せない話題作です。
こんな人におすすめ
・つい周りの目を気にしてしまう人
・飽きずに色んなお話を読みたい人
高校生の読書感想文におすすめの本
高校生の読書感想文では、古典文学や名作と呼ばれるような、少し難しい本も読んでみましょう。心理描写が描かれた本もおすすめです。最近の話題作も含めて、5冊を紹介します。
1.真夜中の4分後
2.鬱の本
3.死んでしまう系のぼくらに
4.続 窓ぎわのトットちゃん
5.同志少女よ、敵を撃て
6.レーエンデ国物語
時間をとって、じっくり向き合ってみてください。
1.真夜中の4分後
人生最悪の日のために読んでおきたい1冊
主人公・ニコラスは、入院しているお母さんの病院から逃げ出します。たどり着いた先は、時間を行き来できる列車がある駅。病気のお母さんを救うために、過去に戻るニコラスでしたが、現実に帰ってきてもお母さんはベッドに横たわったままです。
過去を変えられないこと、人が死ぬことの意味を考え、葛藤しながら本当に大切なことに気づいていきます。悲しみと向き合い、前向きに生きようとするニコラスの最後の決断は感動的です。
こんな人におすすめ
・死に向き合う準備をしておきたい人
・今いる周囲の人たちを大切にしたい人
2.鬱の本
84人の鬱について書かれた、心をちょっとだけ軽くするエッセイ
うつの時に読んだ本や、憂鬱になった際に思い出す本など、84名の「鬱」と「本」について書かれたエッセイ集です。1編が1,000文字程度で、好きなページから読めます。
病気のうつに限らず、日常の憂鬱のようなさまざまな「鬱」を、それぞれの視点から表現しています。「がんばろう」という言葉ではなく、どのように生き抜いて、何を心の拠り所にしていたかを知れる1冊です。
こんな人におすすめ
・思春期の鬱鬱とした気持ちを少しでも晴らしたいと思っている人
・つらい現実に向き合っており、少しでも心を軽くしたい人
3.死んでしまう系のぼくらに
言葉に出来ない心の中を表現した1冊
X(旧Twitter)やTumblrで作品を発表したり、ウェブアプリをリリースしたりと、詩の新しい楽しみ方を開拓してきた最果タヒさんによる、3冊目の詩集。剥き出しの感情と孤独を浮き彫りにする、44篇の詩が収録されています。
日常のモヤモヤした気持ちや、反骨精神を綺麗に表現している本書は、自分自身が感じている汚い感情にもそっと寄り添ってくれる1冊です。
こんな人におすすめ
・日常に感じている感情にうまく向き合えない人
・抱えているモヤモヤを言語化したい人
4.続 窓ぎわのトットちゃん
国民的ベストセラー42年ぶりの続編!世界で愛される名作
黒柳徹子さんの2冊目となる自叙伝。東京大空襲のあと、疎開先の青森に向かうトットに夜行列車で待ち受ける試練とは。疎開先の学校で、新しい仲間と仲良くするための挑戦や思い出が詰め込まれた1冊です。
黒柳徹子さんの逞しくも愛らしい姿に元気がもらえ、周囲の人々の愛情に優しい気持ちになれます。
こんな人におすすめ
・勇気と度胸が欲しい人
・環境が変わって不安な人
5.同志少女よ、敵を撃て
本屋大賞受賞作!悲惨な戦争の中で少女たちが立ち向かう姿に心を打たれる
モスクワ近郊の農村に暮らす少女・セラフィマの日常は、村を襲ったドイツ軍によって奪われてしまいます。母親や村人たちが惨殺され、セラフィマも撃たれる直前となったところを、女性兵士イリーナに救われます。これをきっかけに、復讐のために一流の狙撃兵になることを決意します。
同じ境遇に置かれる仲間たちと、訓練を重ねていく中で、戦争の転換点となる前線へ向かうことに。おびただしい死の先に見た「真の敵」とは一体…?悲惨な戦争をリアルに描いた名作です。
こんな人におすすめ
・主人公が不運な現状に立ち向かう姿を応援したい人
・戦争の悲惨さを理解したい人
6.レーエンデ国物語
主人公たちが織りなす幻想的な世界観に目が離せない
西ディコンセ大陸になる聖イジョルニ帝国。領主の娘・ユリアは母を失い、結婚と淑やかさを押し付ける親族から逃げるために、冒険に出ます。呪われた地・レーエンデで、琥珀の瞳を持つトリスタンと出会いました。
レーエンデの地とトリスタンに惹かれたユリアは、はじめての友達や恋、仕事の経験を通じて帰るべき場所を得ます。しかし始祖の予言書が争乱を引き起こし、再び戦いの渦中に巻き込まれてしまいます。ページをめくる手が止まらない、王道のファンタジー小説です。
こんな人におすすめ
・王道ファンタジーが読みたい人
・物語の世界にどっぷりハマりたい人
評価されやすい読書感想文を書くためのヒントとコツ
本を読み終え、いざ読書感想文を書こうと思っても、何から手をつけたら良いかわからないという経験は誰もがあると思います。そこで、読書感想文をスムーズに書き、なおかつ評価されるための3つのコツを解説します。
1.本のどこに共感したかを明確に書く
2.登場人物に対し「自分ならどう感じるか」を書く
3.自分の経験や価値観と比較してみる
本を読む前に3つのポイントを確認し、読みながらメモを取っていくことで、さらに良い読書感想文となります。次の機会には、ぜひ実践してください。
本のどこに共感したかを明確に書く
本の内容のどこに気づきを得て、何に共感したかを言語化してみましょう。
「面白かった」「勉強になった」だけではなく「〇〇の場面で主人公が取った行動に意外性を感じた」や「敵に負けた後、次に勝つために〇〇の準備をしていた」のように、具体的に書いてみてください。
きれいな言葉でなくても良いので、以下の観点を意識すると、書きやすくなります。
・いつ共感したか
・なぜ共感したか
・どの行動に共感したか
・誰に共感したか
まずは読みながら、簡単なメモでも良いので実践してみましょう。
登場人物に対し「自分ならどう感じるか」を書く
登場人物に感情移入することで、自分ならどう感じ、どう行動したかを書いてみることも大切です。自分の考えや行動を明確にすることで、登場人物と比較ができ、行動や言動の理由が読み取れるようになるからです。
すべての場面で書き出していると大変なため、場面が変わるときや、重要そうなシーンから比較してみましょう。
自分の経験や価値観と比較してみる
自分の経験や体験と似たような場面が出てきた際には、過去の自分の行動や考えと比較してみましょう。例えば、大事な場面で敵に負けてしまった時、主人公の行動と自身の過去の行動はどう違うでしょうか。
異なる行動は、価値観の違いから生まれます。違いに気づくことが、自身の新しい学びにつながるため、ぜひ書き出して比較してみてください。